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鶴蘭(ツルラン)

鶴蘭(ツルラン)

鶴蘭(ツルラン)はラン科エビネ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけてと小笠原諸島に分布し、草地や林の中に生える。
海外では、台湾、中国南部、東南アジア、インド、オーストラリアなどに分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40~80センチくらいである。
茎は直立し、微毛が密に生える。
根際から生える葉は長い楕円形で、3~6枚くらいつく。
葉は長さが20~50センチくらいあり、縦に皺がある。
茎につく葉は鱗片状で、茎を抱く。
開花時期は6~10月くらいである。
茎先に白い花を密につける。
唇弁はつけ根の部分で3つに裂け、真ん中の裂片は更に2つに裂けるので、「大」の字に見える。
花冠のつけ根には黄色ないし紅色の突起がある。
萼片3枚と側花弁2枚は平らに開く。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は細く、上へ曲がる。
「鶴」が群れ飛ぶように見えるというのが和名の由来である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の triplicata は「3つの副花冠のある」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Calanthe triplicata


★大形で鶴飛ぶように豪快に
 花を咲かせばそこは楽園


鶴蘭(ツルラン)

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屋久島繻子蘭(ヤクシマシュスラン)

屋久島繻子蘭(ヤクシマシュスラン)

屋久島繻子蘭(ヤクシマシュスラン)はラン科シュスラン属の多年草である。
九州の南部と屋久島に分布し、山地の林の中に生える。
草丈は10~20センチくらいである。
茎はつけ根の部分が地を這い、上部は立ち上がる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の中央に白い筋が入る。
開花時期は10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密につける。
唇弁のつけ根の膨れた部分が白くなる。
和名の由来は、屋久島で発見され葉に「繻子」のような艶があるというところからきている。
基本種は八丈繻子蘭(ハチジョウシュスラン)で、同一とする見解もある。
属名の Goodyera はイギリスの植物学者「グッドイヤー(John Goodyer)さん」の名からきている。
種小名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。
変種名の yakushimensis は「屋久島の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Goodyera hachijoensis var. yakushimensis


★土地土地に少し異なる花がある
 自然の示す不思議ここにも


屋久島繻子蘭(ヤクシマシュスラン)

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ネリネ・プラティペタラ

ネリネ・プラティペタラ

ネリネ・プラティペタラはヒガンバナ科ネリネ属の常緑多年草である。
原産地は南アフリカである。
北部のムプマランガ州に分布し、沼地に生える。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は9~10月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2センチくらいの淡い紅紫色の花をつける。
花被片は反り返らない。
花の柄には毛が生えている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Nerine はギリシャ神話の海の女神「ネレイス(Nereis)」からきている。
種小名の platypetala は「広い花弁の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Nerine platypetala


★謎秘めた花に出合ってご満悦
 原種ならばの魅力に触れて


ネリネ・プラティペタラ

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畔唐菜(アゼトウナ)

畔唐菜(アゼトウナ)

畔唐菜(アゼトウナ)はキク科アゼトウナ属の多年草である。
漢字では「畔冬菜」とも書く。
日本固有種である。
本州の静岡県から九州にかけて分布し、太平洋側の海岸の岩場に生える。
草丈は5~15センチくらいである。
根際から生える葉は分厚い倒卵形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、先は丸い。
茎につく葉は小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~12月である。
枝分かれをした茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径15ミリくらいの黄色い花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花は薬師草(ヤクシソウ)とよく似ている。
また、日本海側の海岸にはよく似た細葉海菜(ホソバワダン)が咲く。
属名の Crepidiastrum はギリシャ語の「Crepis(フタマタタンポポ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の keiskeanum は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんに関係した」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Crepidiastrum keiskeanum


★岩肌に貼りつくように畔冬菜
 海の青さと響き合い咲く


畔唐菜(アゼトウナ)

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アニスヒソップ

アニスヒソップ

アニスヒソップ(anise hyssop)アガスタシェはシソ科カワミドリ属の多年草である。
原産地は北アメリカ、中央アメリカである。
日本原産の蕾香(カワミドリ)と同じ仲間である。
葉がセリ科のアニスに似た香りがあるためこう呼ばれている。
ヒソップ(hyssop)はヤナギハッカの仲間のことである。
学名のアガスタシェ・フォエニクルムで表示するものもある。
葉は乾燥させて漢方薬やカレー料理などの香辛料に用いられる。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~10月である。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形の花をつける。
花の色は薄紫色、ピンク、白などがある。
花期が長く、蜜源植物となっている。
属名の Agastache はギリシャ語の「aga(強める)+stachys(穂)」からきている。太い穂状の花序をつけることから名づけられた。
種小名の foeniculum は「(セリ科)ウイキョウ属」のことである。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
園芸品種のハニービーホワイト(Honeybee White)である。
学名:Agastache foeniculum


★蜜蜂を呼び寄せようと香を放つ
 アガスタシェは柔和な姿


アニスヒソップ

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