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岩杜鵑草(イワホトトギス)

岩杜鵑草(イワホトトギス)

岩杜鵑草(イワホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
長野県の固有種で、渓流沿いに垂れ下がって咲く。
長野県のRDBで絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
分類上は杜鵑草(ホトトギス)の変種とされている。
草丈は40センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。
開花時期は9月から10月である。
葉の脇に白地に紫の斑点がある花を1輪から3輪上向きにつける。
花びら(花被片)は6枚で、斜め上に向かって開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
変種名の saxicola は「岩の間に生える」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Tricyrtis hirta var. saxicola


★謎多き花の姿に触れてみて
 あれやこれやと思いめぐらし


岩杜鵑草(イワホトトギス)

花図鑑
植物図鑑






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浜辣韮(ハマラッキョウ)

浜辣韮(ハマラッキョウ)

浜辣韮(ハマラッキョウ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
発見された時期が新しいようで分布域などはっきりしないが、海浜の草地などに生える。
三浦半島、伊豆半島のほか壱岐諸島などにも分布するようである。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
葉の断面は平たい。
開花時期は10~12月くらいである。
茎先に紅紫色の花を球状にたくさんつける。
花被片は6枚あり、半開状となる。
6本の雄しべと1本の雌しべが花冠から突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の litorale は「海浜に生える」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Allium litorale


★また一つめずらしい花咲いていた
 師走と言えどここは花園


浜辣韮(ハマラッキョウ)

花図鑑
植物図鑑






顎無(アギナシ)

顎無(アギナシ)

顎無(アギナシ)はオモダカ科オモダカ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、沼地や湿原などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は40~80センチくらいである。
若葉は細い楕円形であるが、成長すると葉の下側が2つに分かれ、やじり形となる。
この若葉の形状を「顎無し」と見立てたのが名の由来である。
葉は根際から生え、長い柄がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7~10月である。
雌雄同株である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、雄花をつける。
雌花は茎の下部につく。
いずれも白い3弁花で、萼片も3枚である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)の集合果である。
近縁種の沢瀉(オモダカ)と似るが、顎無(アギナシ)は花を葉よりも高い位置につけることや球芽(むかご)のあることなどで見分ける。
属名の Sagittaria はラテン語の「sagitta(矢)」からきている。矢形をした葉の様子から名づけられた。
種小名の aginashi は日本語の「アギナシ」のことである。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Sagittaria aginashi


★名の由来聞けば何やら面白い
 顎無の花風にゆらゆら


顎無(アギナシ)

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空色朝顔(ソライロアサガオ)

空色朝顔(ソライロアサガオ)

空色朝顔(ソライロアサガオ)はヒルガオ科サツマイモ属の蔓性多年草である。
園芸的には一年草として扱われている。
原産地はメキシコから熱帯アメリカにかけた一帯である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
草丈は2~4メートルくらいまで伸びる。
葉は卵形ないし心形で、螺旋状につく。
開花時期8~11月である。
文字通り空色をした漏斗形の花をつける。
花期が少し遅いことや、花のしぼむ時間が遅いことなどが、普通の朝顔(アサガオ)と異なる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の tricolor は「三色の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ipomoea tricolor


★蔓伸ばし棚一杯に葉をつけて
 空色朝顔天使の笑顔


空色朝顔(ソライロアサガオ)

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エボルブルス・グロメラツス

エボルブルス・グロメラツス

エボルブルス・グロメラツスはヒルガオ科アサガオガラクサ属(エボルブルス属)の多年草である。
原産地はブラジルである。
流通名はアメリカンブルーである。
北アメリカ原産のエボルブルス・ピロサス(Evolvulus pilosus)が、別名をエボルブルスないしアメリカンブルーとして流通する中心だが、本種もかなり流通しているという。
エボルブルス属は南北アメリカ大陸を中心に100種くらいある。
国内に自生する同属の植物には、沖縄に分布する朝顔柄草(アサガオガラクサ)などがある。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~11月である。
暖地では周年開花をする。
花径は2センチくらいで、花の色は鮮やかなブルーである。
花冠は杯状で、花の真ん中は白い。
雄しべは5本で白い。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Evolvulus はラテン語由来で「地をはって伸びる」を意味する。
種小名の glomeratus は「集まった」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
Evolvulus glomeratus


★透き通る青は憂いの色なりや
 エボルブルス咲く地面を埋めて


エボルブルス・グロメラツス

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