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リコリス・アフリカーナ

リコリス・アフリカーナ

リコリス・アフリカーナはヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
異名をリコリス・アウレアという。
原産地は中国の南部や台湾、ミャンマーなどである。
アフリカーナの名は、南アフリカ産と誤認されてつけられたようである。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、開花と同時に展開する。
葉の先は鋭く尖り、裏面は粉白色を帯びる。
葉は翌春に枯れる。
開花時期は9~10月である。
花の色はクリーム色で、上向きに咲く。
花被片は6枚で強く反り返り、雄しべと雌しべが突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鍾馗水仙(ショウキズイセン)の名でも流通しているが、鍾馗水仙(ショウキズイセン)の学名は Lycoris traubii で本種とは異なる。
属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の africana は「アフリカの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Lycoris africana(=Lycoris aurea)


★あれこれは鍾馗蘭かと見紛うて
 違いを知れば楽しさ広がり


リコリス・アフリカーナ

花図鑑
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匙面高(サジオモダカ)

匙面高(サジオモダカ)

匙面高(サジオモダカ)はオモダカ科サジオモダカ属の多年草である。
漢字では「匙沢瀉」とも書く。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、水田や池沼などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
草丈は50~80センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、楕円形(さじ形)である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~10月くらいである。
雌雄同株である。
花径2センチくらいの白い3弁の単性花をつける。
茎の上部につくのが雄花で、下部につくのが雌花である。
それぞれ3枚の花びらの真ん中に黄色い雄しべ、黄緑色の雌しべがつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
塊茎を生薬で沢瀉(たくしゃ)といい、利尿剤などに用いられる。
属名の Alisma はギリシャ語で「海水(alis)」からきているとの説がある。
種小名の plantago-aquatica は「オオバコ属に似た水生の」という意味である。
変種名の orientale は「東方の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Alisma plantago-aquatica var. orientale


★面高を区別するのはむずかしい
 どんな葉なのか覚えていこう


匙面高(サジオモダカ)

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丸葉瑠璃花笠擬き(マルバルリハナガサモドキ)

丸葉瑠璃花笠擬き(マルバルリハナガサモドキ)

丸葉瑠璃花笠擬き(マルバルリハナガサモドキ)はキツネノマゴ科ルリハナガサモドキ属の常緑小低木である。
原産地は南太平洋である。
学名からプセウデランテムム・レティクラツム・オバリフォリウムやプセウデランテムム・オバリフォリウムなどの名でも表示されている。
瑠璃花笠擬き(ルリハナガサモドキ)の変種である。
樹高は1メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は緑色から黄色へと変化する。
開花時期は8~10月である。
暖地では周年開花をする。
花の色は白くて先が4つに裂け、花の真ん中は赤紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseuderanthemum はギリシャ語の「pseudo(偽)+Eranthemum(ルリハナガサ属)」からきている。ルリハナガサ属に似たという意味合いである。
種小名の reticulatum は「網状の」という意味である。
変種名の ovarifolium は「広楕円形の葉の」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pseuderanthemum reticulatum var. ovarifolium


★南海の島が似合うね瑠璃の色
 白との調和ただ美しく


丸葉瑠璃花笠擬き(マルバルリハナガサモドキ)

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水虎の尾(ミズトラノオ)

水虎の尾(ミズトラノオ)

水虎の尾(ミズトラノオ)はシソ科ミズトラノオ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、湿地や池沼に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
湿地の減少が原因である。
草丈は30~50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は線形ないし広めの線形で、3~4枚が輪生する。
開花時期は8~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさくつける。
花冠は4つに裂ける。
花は下から順につく。
雄しべは4本で花冠から飛び出している。
花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)には長い毛がたくさん生える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、長い花穂を「虎の尾」に見立てたものである。
属名の Pogostemon はギリシャ語の「pogo(ひげのある)+stemon(雄しべ)」からきている。
種小名 yatabeana は東大にいた植物分類学者「谷田部良吉さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Pogostemon yatabeana


★湿原を色鮮やかに染め上げて
 水虎の尾は束の間を生き


水虎の尾(ミズトラノオ)

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三島柴胡(ミシマサイコ)

三島柴胡(ミシマサイコ)

三島柴胡(ミシマサイコ)はセリ科ミシマサイコ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の草地に生える。
海外では、ユーラシア大陸に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は40~100センチくらいである。
葉は幅の挾い披針形ないし幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
茎は直立し、中ほどから上で枝分かれして曲がる。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、黄色い小さな花が群がってつく。
花の後にできる実は長さ3ミリくらいの楕円形の分果(複数の子房からできた果実)で、褐色に熟する。
根は生薬で柴胡(さいこ)といい、解熱・鎮痛薬とされる。
和名の由来は、静岡県の三島地方が薬草の栽培地であったことからきている。
属名の Bupleurum はギリシャ語の「bous(牡牛)+pleuron(肋骨)」からきている。葉のつき方の様子から名づけられた。
種小名の falcatum は「鎌状の」という意味である。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Bupleurum falcatum


★繊細な花の姿を見つめれば
 ありがたきかな三島柴胡は


三島柴胡(ミシマサイコ)

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