忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 秋の花

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)

西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)

西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)はマツムシソウ科マツムシソウ属の一年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、羽状に裂ける。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~10月である。
花の色は元々は暗い紫色だが、改良が進んで青、ピンク、白、黄色などのものがある。
日本原産の松虫草(マツムシソウ)に比べて花弁は短く、中心部の頭状花も周辺の花弁も密で盛り上がっている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名のスカビオサの名でも流通している。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の atropurpurea は「暗い紫色の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Scabiosa atropurpurea


★こんもりと花の茂みを見せながら
 松虫草は涼しげに咲き


西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑






PR

犬サフラン(イヌサフラン)

犬サフラン(イヌサフラン)

犬サフラン(イヌサフラン)はユリ科イヌサフラン属の多年草である。
分類体系によってはイヌサフラン科とされる。
原産地はヨーロッパ、西アジア、北アフリカである。
球根植物で、机の上に置いておくだけでも花を咲かせる。
草丈は10~20センチくらいである。
花の咲くころには葉はなく、翌春になって線形の葉が出てくる。
開花時期は9~10月である。
花の色は紅紫色、ピンク、白などである。
花被片は6枚である。
クロッカスやサフランに似ているが、雄しべの数や形状が異なる。
犬サフラン(イヌサフラン)の雄しべは6本である。
多弁化した園芸品種もある。
和名の由来は、サフランに似ているが食材として役に立たないことからきている(サフランはフランス料理の食材)。
一般にはコルチカム(Colchicum)の名で流通している。
コルヒチンという痛風治療薬の原料となる。
コルヒチンはアルカロイドで、誤食すると呼吸麻痺を起こすこともある。
属名の Colchicum は自生地である黒海沿岸の地名「コルキス(Colchis)」からきている。
種小名の autumnale は「秋咲きの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Colchicum autumnale


★どことなく妖気を秘めて土の上
 犬サフランの灯す明かりか
☆食べられぬけれど効用あるのよと
 犬などつけずコルチカム云い


犬サフラン(イヌサフラン)

犬サフラン(イヌサフラン)

花図鑑
植物図鑑





縷紅草(ルコウソウ)

縷紅草(ルコウソウ)

縷紅草(ルコウソウ)はヒルガオ科サツマイモ属の蔓性多年草である。
分類の仕方によってはルコウソウ属とされる。
寒さに弱いので、園芸上は一年草として扱われる。
原産地は南アメリカである。
草丈は40~50センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、糸のように細かい。
開花時期は8~10月である。
細い筒状で先が星状に浅く5つに裂けた真紅の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種に、葉に切れ込みがない丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)がある。
また、両者が交雑育成されたのが羽衣縷紅草(ハゴロモルコウソウ)である。
俳句の季語は夏である。
属名の Ipomoea はギリシャ語の「ips(芋虫)+homoios(似た)」からきている。物に絡みついて這い登る性質からから名づけられた。
種小名の quamoclit はギリシャ語の「kyamos(豆)+clitos(低い)」からきており、マメのように蔓性で背丈が低いという意味から名づけられた。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ipomoea quamoclit


★小さくも真っ赤に燃える縷紅草
 陽射しに映えるパッションの色


縷紅草(ルコウソウ)

花図鑑
植物図鑑






糊麻(ノリアサ)

糊麻(ノリアサ)

糊麻(ノリアサ)はアオイ科オクラ属の一年草である。
1944年に京都大学の香川冬夫博士によって作出された栽培植物である。
黄蜀葵(トロロアオイ)とオクラとの種間雑種である。
両者の性質を持ち合わせており、根からは糊の原料がとれ、果実は食用になる。
草丈は1~2メートルである。
葉は手のひら状に深く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月くらいである。
黄色くて中心が暗い紫色をした5弁花をつける。
花は一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、糊の原料となり葉の形が「麻」に似ていることからきている。
属名の Abelmoschus はアラビア語の「麝香(abul)+父(mosk)」からきている。
種小名の glutinotextilis は「織物に用いるねばついた」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Abelmoschus x glutinotextilis


★めずらしい名前の花を紐解けば
 先人なせし巧みに出会い


糊麻(ノリアサ)

花図鑑
植物図鑑






丸葉乗鞍薊(マルバノリクラアザミ)

丸葉乗鞍薊(マルバノリクラアザミ)

丸葉乗鞍薊(マルバノリクラアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
中部地方に分布し、亜高山や高山の林の縁や道端に生える。
草丈は100~150センチくらいである。
同じ中部地方に分布する乗鞍薊(ノリクラアザミ)の変種である。
葉は一般のアザミ類と異なって深い切れ込みがなく、細長い楕円形をしている。
基本種には深い切れ込みがある。
葉の長さは10~20センチくらいである。
葉の裏面には白い毛が密生し、白っぽい。
このため雪薊(ユキアザミ)の別名がある。
基本種も同様に裏面が白いので、裏白薊(ウラジロアザミ)の別名がある。
開花時期は8~10月である。
花(頭花)の色は淡い紅紫色で、茎先に横向きか下向きにつく。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が長く反り返るのが特徴である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の norikurense は「乗鞍岳の」という意味である。
種小名の integrifolium は「全縁葉の」という意味である。
写真は9月に上高地で撮った。
学名:Cirsium norikurense var. integrifolium


★薊でも葉っぱはスマート楕円形
 切れ込むだけが能でないから


丸葉乗鞍薊(マルバノリクラアザミ)

花図鑑
植物図鑑






楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析