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ペルシカリア・レッドドラゴン

ペルシカリア・レッドドラゴン

ペルシカリア・ミクロケファラはタデ科イヌタデ属(ペルシカリア属)の多年草である。
原産地はヒマラヤである。
レッドドラゴン(Red Dragon)はその園芸品種である。
特徴は、葉に暗い紅紫色や灰色のV字形をした斑が入ることである。
観葉植物として愛好されている。
草丈は1メートルくらいである。
茎の色は紅紫色である。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖る。
開花時期は5~11月くらいである。
茎先で枝分かれをして穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。
種小名の microcephala は「小さい頭の」という意味である。
品種名の Red Dragon は「赤い竜」という意味である。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Persicaria microcephala 'Red Dragon'


★迷彩をほどこすような葉の色に
 どうつくるのか興味が湧いて


ペルシカリア・レッドドラゴン

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枸杞(クコ)

枸杞(クコ)

枸杞(クコ)はナス科クコ属の落葉低木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や川岸などに生える。
海外では、台湾、中国、朝鮮半島にも分布する。
樹高は1~2メートルくらいである。
枝は蔓状で細く、棘がある。
葉は長さ2~3センチの長めの楕円形で軟らかく、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~11月である。
葉の脇に花径は1センチくらいの紫色ないし淡い紫色の花を1~4個くらいつける。
花は「茄子」の花を小形にした感じである。
花冠は鐘形で、先が5つに裂ける。
萼片は5枚、雄しべは5本、雌しべは1本である。
実は楕円形をした液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと赤くなる。
実は枸杞子(くこし)と呼ばれ、生薬や枸杞酒、枸杞茶に用いられる。
根皮は地骨皮(じこつぴ)と呼ばれ、解熱剤とする。
葉は枸杞葉(くこよう)と呼ばれ、強壮薬とする。
俳句では「枸杞の花」が春、「枸杞の実」が秋の季語である。
属名の Lycium は中央アジアに生えていた「lycion(潅木名)」からきている。棘が多いという共通点があって転用された。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lycium chinense


★実のことが気になることはわかるけど
 忘れないでね花も咲くこと


枸杞(クコ)

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千本菊(センボンギク)

千本菊(センボンギク)

千本菊(センボンギク)はキク科シオン属の多年草である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、山地の河岸の岩場などに生える。
草丈は10~40センチくらいである。
茎は細く、束生をする。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には疎らに毛が生える。
開花時期は9~11月である。
茎の上部で枝分かれをし、花径2センチくらいの花(頭花)を5~6輪つける。
花の色は淡い紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
野紺菊(ノコンギク)の近縁種である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の ageratoides は「アゲラタムに似た」という意味である。
変種名の microcepalus は「小さい頭の」という意味である。
写真は9月に日光植物園で撮った。
学名:Aster ageratoides subsp. microcephalus


★柔らかな茎をなびかせ咲きいずる
 千本菊の姿やさしく


千本菊(センボンギク)

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段菊(ダンギク)

段菊(ダンギク)

段菊(ダンギク)はクマツヅラ科カリガネソウ属の多年草である。
分類体系によってはシソ科とされる。
九州の北部と対馬に分布し、日当たりのいい岩場などに生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国大陸などに分布する。
大陸と陸続きだった時代の遺存種である。
草丈は70~80センチくらいである。
茎は直立し、葉とともに短い軟毛を密生している。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~10月である。
葉のつけ根の部分に小さな青紫の花が集まって花穂をつくり、それが段になって咲く。
1つ1つの花は唇形である。
5つに裂けた裂片のうち下側のものが長く、先が細かく裂ける。
4本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)が花筒から飛び出している。
花の色は青紫が多いが、白やピンクのものもある。
花の後にできる実は小堅果で、先は4つに裂ける。
名の由来は、葉が菊(キク)に似ていて段になって咲くところからきている。
属名の Caryopteris はギリシャ語の「karyon(堅果)+pteron(翼)」からきている。果実が小堅果で翼があるように見えることから名づけられた。
種小名の incana は「灰白色の柔らかい毛で覆われた」という意味である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Caryopteris incana


★段々に茎を取り巻き咲く姿
 どこか不思議な段菊の花


段菊(ダンギク)

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木白虹(モクビャッコウ)

木白虹(モクビャッコウ)

木白虹(モクビャッコウ)はキク科モクビャッコウ属の常緑低木である。
小笠原諸島と沖縄に分布し、海岸の石灰岩地に生える。
海外では、台湾、中国、フィリピンなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
沖縄方言では「イシヂク」という。
「石菊」の意味になる。
樹高は30~80センチくらいである。
枝分かれが多く、傘状の樹形となる。
茎や葉には灰色の軟毛が密生しおり、全体が灰色に見える。
開花時期は10~12月である。
黄色い地味な花をつけるが、観賞価値はあまりない。
まとまった樹形と葉が魅力の植物である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
中国では薬用とされる。
属名の Crossostephium はギリシャ語の「crosso(縁飾り)+stephium(花冠)」からきている。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Crossostephium chinense


★潮風は元気の基と姿よく
 木白虹の備えた気品


木白虹(モクビャッコウ)

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