忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 秋の花

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

犬山薄荷(イヌヤマハッカ)

犬山薄荷(イヌヤマハッカ)

犬山薄荷(イヌヤマハッカ)はシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
本州の関東地方西部から中部地方にかけて分布し、山地の林の中に生える。
草丈は20~80センチくらいである。
葉は長めの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の表面には薄い毛が生える。
開花時期は9~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形をした青紫色の花をたくさんつける。
花(花冠)は筒状で、先が2つに裂ける。
上唇は浅く4つに裂けて反り返る。
山薄荷(ヤマハッカ)の場合は上唇に濃い紫色の筋が入るが、本種には筋がない。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来は、「山薄荷」に似るがそれとは異なる(「犬」は「否」の転訛)というところからきている。
属名の Plectranthus はギリシャ語の「plectron(距)+anthos(花)」に由来する。距のある花の形を表したものである。
種小名の umbrosus は「日蔭地を好む」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Plectranthus umbrosus


★透き通る青紫の花こぼし
 犬山薄荷は林の中に


犬山薄荷(イヌヤマハッカ)

花図鑑
植物図鑑






PR

毬薊(イガアザミ)

毬薊(イガアザミ)

毬薊(イガアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方に分布し、山野や海岸近くに生える。
分類上は、南部薊(ナンブアザミ)の変種とされている。
和名の由来は、蕾の棘を栗のイガにたとえたものである。
草丈は1~2メートルである。
葉は深く切れ込み、先が鋭い棘状となる。
開花時期は8~10月である。
茎先に花径4センチくらいの紅紫色をした花(頭花)を固まってつける。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)に生える棘は長くて鋭い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はcirsos(静脈腫)に薬効があるという意味。アザミに転用された。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
変種名の comosus は「長い束毛のある」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Cirsium nipponicum var. comosum


★かくあるが薊なりやと思わせる
 鋭い棘で身を護りつつ
☆何故君は棘で護りしその姿
 薊の花にそっとたずねて


毬薊(イガアザミ)

花図鑑
植物図鑑






アッサム茶(アッサムチャ)

アッサム茶(アッサムチャ)

アッサム茶(アッサムチャ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
原産地は中国の南部である。
現在は、東南アジアやインド、スリランカなどで栽培が行われている。
ウーロン茶や紅茶の原材料は本種である。
分類上は、茶の木(チャノキ)の変種とされている。
樹高は8メートルから15メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茶の木(チャノキ)の葉よりもかなり大きい。
開花時期は10月から1月である。
葉の脇に白い5弁花を少数やや下向きにつける。
花には黄色い雄しべがたくさんある。
花は茶の木(チャノキ)とよく似ているが、それよりもかなり小さい。
花の後にできる実は偏球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと褐色になって裂開する。
本種の葉はタンニンの含有量が多く、酸化酵素が強いという。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
変種名の assamica は「(インドの)アッサム地方(Assam)の」という意味である。
写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia sinensis var. assamica


★葉に隠れ小さな花がぽつぽつと
 アッサム茶は風情異なり


アッサム茶(アッサムチャ)

花図鑑
植物図鑑






紅花茶(ベニバナチャ)

紅花茶(ベニバナチャ)

茶(チャ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
原産地は中国の南部とする説が有力である。
日本へは最澄が805年に種子を持ち帰り、比叡山に植えたのが最初という。
紅花茶(ベニバナチャ)はその品種の1つである。
特徴は、花の色が淡い紅色になることである。
日本でも観賞用に栽培されている。
樹高は1~3メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁は波打つ。
葉の質は薄い革質で、表面には艶がある。
開花時期は10~12月である。
葉の脇に淡い紅色の5弁花をやや下向きにつける。
雄しべはたくさんあり、花糸は紅色、葯は肌色である。
雌しべは1本である。
花の後にできる実は歪んだ球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
品種名の rosea は「バラ色の」という意味である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia sinensis f. rosea


★整った花はなかなか見つからず
 周りうろうろ雨降る中で


紅花茶(ベニバナチャ)

花図鑑
植物図鑑






海菜(ワダン)

海菜(ワダン)

海菜(ワダン)はキク科アゼトウナ属の越年草である。
日本固有種である。
千葉県から静岡県にかけてと伊豆諸島に分布し、海岸の崖や礫地に生える。
和名の由来であるが、「わた」は海の古語で、「わた」+「菜」=「ワタナ」の転訛したものとの説がある。
草丈は30~60センチくらいである。
根は太くて長い。
葉は円形ないしへら形で分厚く、根際から密生する。
茎や葉を切ると白い乳液が出る。
開花時期は7~11月である。
花茎が放射状に出て斜上し、茎先に黄色い花(頭花)がたくさんつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Crepidiastrum はギリシャ語の「Crepis(フタマタタンポポ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の platyphyllum は「広い葉の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Crepidiastrum platyphyllum


★岩肌にへばりつき咲く黄の花は
 海との縁をその名に刻み


海菜(ワダン)

花図鑑
植物図鑑






楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析