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午時花(ゴジカ)



午時花(ゴジカ)はアオギリ科ゴジカ属(ペンタペテス属)の多年草である。
分類体系によってはアオイ科とされる。
園芸上は一年草として扱う。
原産地はインドである。
インドから東南アジアの熱帯地方に分布し、田や水辺に生える。
葉が茶の代用品として飲用されている。
日本へは江戸時代に、薬用・観賞用として渡来した。
和名の由来は、午の刻(午前11時~午後1時)に咲くというところからきている。
花は一日花だが、次々に開花する。
中国名は「夜落金盞」である。
草丈は60~200センチくらいである。
茎は直立する。
葉は幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~10月である。
葉の脇に花径3~4センチくらいの赤い花をつける。
花弁は5枚である。
花の後にできる実は円いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、萼に包まれている。
属名の Pentapetes はギリシャ語の「pente(5)+petalon(花弁)」からきている。
種小名の phoenicea は「ザクロのような紅色の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Pentapetes phoenicea


★次々と咲かせ花散る定めなら
 赤く咲きたい午時花の願い




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岩蓬(イワヨモギ)



岩蓬(イワヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
本来の自生地は北海道で、海岸や山地の岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア南部などにも分布している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
しかし、一方では、外来種と思われるものの帰化が日本各地で進行しているという。
草丈は50~100センチくらいである。
茎のつけ根は木質化し、よく枝分かれをする。
葉は2回羽状複葉である。
鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるのが羽状複葉だが、これをもう1回繰り返して1枚の葉となる。
開花時期は9~10月である。
茎先や上部の葉の脇に淡い黄緑色の目立たない頭花をたくさんつける。
花径は3ミリくらいである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
アイヌの人びとは葉や花を煎じて風邪や腹痛の治療薬とする。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の iwayomogi は日本名からきている。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Artemisia iwayomogi(=Artemisia sacrorum)


★北国に緑届ける岩蓬
 外国産の帰化が始まり




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河原蓬(カワラヨモギ)



河原蓬(カワラヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、海岸や河原の砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
草丈は30~100センチくらいである。
茎の下部は木質化をする。
葉は1~2回羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉は糸状に細かく裂けている。
花のつく茎の葉には毛はなく、花のつかない茎の葉には白い絹毛が生える。
開花時期は9~10月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径2ミリくらいの小さな緑色の頭花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
頭花を乾燥させたものを生薬で茵陳蒿(いんちんこう)といい、苦味があって利胆、利尿薬などに用いられる。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の capillaris は「細い毛のような」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Artemisia capillaris


★コスモスを思わすようにちりちりと
 裂けた葉っぱが風にゆらゆら




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厚岸草(アッケシソウ)



厚岸草(アッケシソウ)はアカザ科アッケシソウ属の一年草である。
和名の由来は、北海道の厚岸で発見されたことからきているが、現在は厚岸ではほとんど見られない。
別名を珊瑚草(サンゴソウ)という。
これは、秋に紅葉した姿が珊瑚のように見えることからつけられた名である。
北海道のオホーツク海沿岸、本州の宮城県、四国の瀬戸内海沿岸に分布し、塩性湿地に群落をつくる。
海外では、北半球に広く分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は肉質で緑色をしており、たくさんの節がある。
茎は直立をし、節から枝分かれをした枝が向かい合わせに生える(対生)。
茎の色は緑色から赤へと変化する。
葉は節につき、退化した鱗片葉で向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から9月である。
花は先のほうの節に、白い小さな花が3つずつつく。
真ん中の花が両性花で、両側の花は雄花である。
真ん中の花だけが結実し、花の後に膨らんで海綿質になった花被片が胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)を包む。
属名の Salicornia はラテン語の「sal(塩)+cornu(角)」からきている。つの状の枝を持つ海岸性の植物であることから名づけられた。
種小名の europaea は「ヨーロッパの」を意味する。
写真は9月に網走市の能取湖で撮った。
学名:Salicornia europaea


★静謐な水面彩り珊瑚草
 アフロヘアーを思わすように




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プセウデランテムム・ラクシフロルム



プセウデランテムム・ラクシフロルムはキツネノマゴ科ルリハナガサモドキ属(プセウデランテムム属)の常緑小低木である。
属名の読み方は「プセウデランセムム」や「プセウデランセマム」とするものもある。
原産地はフィジー諸島である。
英名はアメジストスター(amethyst star)である。
樹高は60~120センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8~10月くらいである。
葉の脇に花径3センチくらいの濃い赤紫色をした花をつける。
花冠は筒状で、先が星形に5つに裂けて開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pseuderanthemum はギリシャ語の「pseudo(偽)+Eranthemum(ルリハナガサ属)」からきている。ルリハナガサ属に似たという意味合いである。
種小名の laxiflorum は「疎らな花の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pseuderanthemum laxiflorum


★パープルの可愛い花がぽつぽつと
 咲けば気分は南海の島




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