アッサム茶(アッサムチャ) 秋の花 2011年11月01日 アッサム茶(アッサムチャ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。原産地は中国の南部である。現在は、東南アジアやインド、スリランカなどで栽培が行われている。ウーロン茶や紅茶の原材料は本種である。分類上は、茶の木(チャノキ)の変種とされている。樹高は8メートルから15メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。茶の木(チャノキ)の葉よりもかなり大きい。開花時期は10月から1月である。葉の脇に白い5弁花を少数やや下向きにつける。花には黄色い雄しべがたくさんある。花は茶の木(チャノキ)とよく似ているが、それよりもかなり小さい。花の後にできる実は偏球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと褐色になって裂開する。本種の葉はタンニンの含有量が多く、酸化酵素が強いという。属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の sinensis は「中国の」という意味である。変種名の assamica は「(インドの)アッサム地方(Assam)の」という意味である。写真は12月に小石川植物園で撮った。学名:Camellia sinensis var. assamica★葉に隠れ小さな花がぽつぽつと アッサム茶は風情異なり花図鑑植物図鑑PR