忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 夏の花

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サザンクロス



サザンクロス(southern cross)はミカン科クロウエア属の常緑小低木である。
原産地はオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州で、森林地帯に生える。
表記の名は日本での流通名である。
南十字星を意味し、花が星形でオーストラリア産というところから名づけられた。
属名のクロウエアでも流通している。
英名はウィロウリーフクロウエア(willow leaf crowea)である。
樹高は70~100センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く艶がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
揉むと柑橘系の香りがする。
開花時期は5~11月である。
葉の脇からピンク色をした星形の小さな5弁花を咲かせる。
蝋質で、花の色は稀に白いものもある。
なお、近縁種のクロウエア・エクサラタ(Crowea exalata)やこの2種の交配種もサザンクロスの名で流通している。
属名の Crowea は、イギリス人の医師で植物学者の「クロウ(James Crowe, 1750-1807)さん」の名からきている。
種小名の saligna は「ヤナギのような」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
3枚目は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った白花種である。
学名:Crowea saligna

★スマートな星形の花ピンク色
 サザンクロスの輝き放ち












PR

ディアンツス・グラキアリス



ディアンツス・グラキアリスはナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
属名の読み方は「ダイアンサス」、種小名の読み方は「グラシアリス」とするものもある。
原産地はヨーロッパである。
標高2000~3000メートルの高山の草地に生える。
流通名を氷河撫子(ヒョウガナデシコ)という。
草丈は5~10センチくらいである。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉質で分厚い。
開花時期は7~9月くらいである。
花は紅紫色をした5弁花で、花弁の先は切れ込む。
花径は15~20ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
種小名の glacialis は「氷河地帯に生える」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Dianthus glacialis

★アルプスのお花畑に咲く姿
 いかばかりかと思いめぐらし




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








野原草藤(ノハラクサフジ)



野原草藤(ノハラクサフジ)はマメ科ソラマメ属の蔓性多年草である。
秋田県、千葉県、愛知県、鹿児島県などに隔離分布し、山地の草地や林の縁、河原、海岸などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、アムール地方、ウスリー地方にも分布する。
草丈は100~150センチくらいである。
葉は1回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、小葉の形は幅の広い卵形である。
葉はやや白い粉を帯びている。
小葉の数は5対から8対くらいである。
近縁種の草藤(クサフジ)の場合は、小葉の幅が狭く、9対から12対と数が多い。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色ないし紅紫色をした蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Vicia はラテン語の「vincire(巻きつく)」からきている。この属には蔓性の植物が多いことから名づけられた。
種小名の amurensis は「アムール地方の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Vicia amurensis

★どのような訳で点在するのやら
 調べたくなる野原草藤




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








檀特(ダンドク)



檀特(ダンドク)はカンナ科カンナ属の多年草である。
原産地はカリブ諸島やメキシコである。
中国名を曇華(ドンゲ)という。
カンナの原種である。
日本へは江戸時代の初期に渡来した。
本州の関東地方以南で逸出したものが野生化している。
草丈は2メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~10月である。
温室では周年開花をする。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、赤ないし黄色の花をつける。
品種改良されたカンナに比べると、花は小さい。
この花弁のように見える部分は、雄しべが弁化したものである。
花弁は3枚あるが筒状の披針形で目立たない。
萼片も3枚で小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Canna は、ケルト語の「can(芦)」が転じてこの属の名に使われた。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Canna indica

★鮮やかな朱染めの色が目を引くよ
 檀特の花原始の叫び




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル









パイナップルミント



丸葉薄荷(マルバハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。
ヨーロッパから西アジアにかけて分布する。
英名をアップルミント(apple mint)という。
パイナップルミント(pineapple mint)はその園芸品種である。
特徴はかすかなパイナップルのような香りがあり、葉に斑が入ることである。
アップルミントのほうは斑が入らない。
そのため本種は別名で斑入りアップルミント(フイリアップルミント)とも呼ばれる。
草丈は30センチから80センチくらいである。
地下茎を伸ばして繁殖する。
茎の切り口は四角形で、細かな毛で覆われている。
葉は十字状に向かい合って生える(対生)。
葉に柄はなく、茎を抱く。
形は幅広い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈はへこんでいて皺が目立ち、白ないしクリーム色の斑が入る。
裏面は柔らかな毛で覆われ、香りの成分を出す腺点がある。
開花時期は7~9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし紫色の小さな唇形の花を穂状に咲かせる。
雄しべは4本あり、そのうち2本が長い。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
葉はハーブティーやサラダなどに利用される。
属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。
種小名の suaveolens は「甘い香りがする」という意味である。
品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は7月に野田市の清水公園で撮った。
学名:Mentha suaveolens 'Variegata'

★目立たない花だねなんて言わないで
 香りもいいし葉も美しい




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析