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姫葉薊(ヒメハアザミ)



姫葉薊(ヒメハアザミ)はキツネノマゴ科ハアザミ属(アカンツス属)の常緑低木である。
属名の読み方は「アカンサス」とするものもある。
原産地は西アフリカである。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
樹高は1~2メートルである。
根際に生える葉は楕円形で羽状に深く切れ込み、縁には刺がある。
開花時期は5~8月くらいである。
茎先に長い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色を帯びた唇形の花をつける。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)にも長い棘がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
同属のアカンツス・モリス(Acanthus mollis)が一般にアカンサスと呼ばれ、和名を葉薊(ハアザミ)という。
それよりも小形なので姫葉薊(ヒメハアザミ)の名がついた。
学名のアカンツス・モンタヌスで表示をする場合もある。
属名の Acanthus はギリシャ語の「akanthos(棘の多い)」からきている。
種小名の montanus は「山地に生える」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Acanthus montanus

★姫の名はつけど鋭き棘をもつ
 姫葉薊は身を堅くして




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珊瑚刺桐(サンゴシトウ)



珊瑚刺桐(サンゴシトウ)はマメ科デイゴ属の落葉低木である。
アメリカ梯姑(アメリカデイゴ:Erythrina crista-galli)とヘルバケア種(Erythrina herbacea)との交配種で、オーストラリアで作出された。
漢字では「珊瑚紫豆」とも書く。
別名を菱葉梯姑(ヒシバデイゴ)という。
樹高は2~4メートルくらいである。
樹皮は灰白色である。
枝や葉には棘がある。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は菱形である。
開花時期は7~9月くらいである。
雌雄同株である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、筒状の花をつける。
花の色は濃い紅色で、アメリカ梯姑(アメリカデイゴ)のようには開かない。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Erythrina はギリシャ語の「erythros(赤)」からきている。花の色からつけられた名である。
種小名の bidwillii はイギリスの植物収集家「ビッドウィル(John Carne Bidwill, 1815-1853)さんの」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Erythrina x bidwillii

★背は低く枝垂れるような姿して
 真っ赤な花は蕾のように




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紅花沢桔梗(ベニバナサワギキョウ)



紅花沢桔梗(ベニバナサワギキョウ)はキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
原産地はアメリカ大陸である。
カナダの南部からコロンビアにかけて分布する。
草丈は60~120センチくらいである。
茎は赤みを帯びる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチくらいの赤い唇形の花をびっしりとつける。
上唇は2つに裂けて横に張り出し、下唇は3つに裂けて前に突き出る。
雄しべは5本で、筒状になって花柱(雌しべの一部で柱頭と子房とをつなぐ部分)を囲む。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の先には毛が生えている。
雌しべの柱頭は2つに裂ける。
花の色は白やピンクの品種もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Lobelia はフランドル出身でイギリスの植物学者だった「ロベル(Mathias de Lobel, 1538-1616)さん」の名からきている。
種小名の cardinalis は「深い紅色(緋紅色)の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Lobelia cardinalis

★夏空に煌く赤がよく似合う
 野草の趣き人に愛され




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姫蒲(ヒメガマ)



姫蒲(ヒメガマ)はガマ科ガマ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、池や沼の水辺に生える。
海外では、北半球の温帯地域から熱帯地域にかけて広く分布する。
蒲(ガマ)に比べて海岸近くに多く、内陸部には少ない。
和名の由来は、蒲(ガマ)に比べて葉が細いことからきている。
草丈は1~2メートルくらいである。
根際から生える葉は線形である。
葉の先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には平行脈が走る。
開花時期は6~8月である。
茎先に円柱状の花序を伸ばす。
下につく雌花群は茶色、上につく雄花群は黄色である。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
蒲(ガマ)によく似ているが、雄花群と雌花群の間に隙間があることで区別できる。
属名の Typha はギリシャ語の「沼(tiphos)」からきている。
種小名の domingensis はドミニカ共和国の「サントドミンゴ(Santo Domingo)の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Typha domingensis

★優しげな名前で少し救われる
 役に立つけど地味な存在




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フクシア



フクシアはアカバナ科フクシア属の常緑小低木である。
原産地は中南アメリカが中心である。
原種だけで100種類くらいある。
さらに園芸品種は2000種類くらいあるという。
花の色も花の形も豊富で人気がある。
樹高は1メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~8月である。
花は枝先の葉の脇に1~2輪垂れ下がって咲く。
萼はつけ根の部分が筒状で先が4つに裂け、花弁のように見える。
花弁は4枚で、雄しべと雌しべが長く突き出る。
花弁と萼の色とは必ずしも同じではなく、2色の花に見えるものもある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
園芸品種の標準和名は大輪フクシア(タイリンフクシア)という。
ホクシャの名でも流通している。
また、和名を釣浮草(ツリウキソウ:Fuchsia magellanica)という原種があり、多くの園芸品種の母種となっている。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
上の写真はバーバラ(Barbara)、下の写真はロルトズルビー(Rolt's Ruby)という園芸品種である。
学名:Fuchsia x hybrida

★鮮やかな色に我が身を染めて咲く
 フクシアの花暑さに負けず



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