パイナップルミント 夏の花 2013年08月05日 丸葉薄荷(マルバハッカ)はシソ科ハッカ属の多年草である。ヨーロッパから西アジアにかけて分布する。英名をアップルミント(apple mint)という。パイナップルミント(pineapple mint)はその園芸品種である。特徴はかすかなパイナップルのような香りがあり、葉に斑が入ることである。アップルミントのほうは斑が入らない。そのため本種は別名で斑入りアップルミント(フイリアップルミント)とも呼ばれる。草丈は30センチから80センチくらいである。地下茎を伸ばして繁殖する。茎の切り口は四角形で、細かな毛で覆われている。葉は十字状に向かい合って生える(対生)。葉に柄はなく、茎を抱く。形は幅広い楕円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。葉脈はへこんでいて皺が目立ち、白ないしクリーム色の斑が入る。裏面は柔らかな毛で覆われ、香りの成分を出す腺点がある。開花時期は7~9月である。茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白ないし紫色の小さな唇形の花を穂状に咲かせる。雄しべは4本あり、そのうち2本が長い。花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。葉はハーブティーやサラダなどに利用される。属名の Mentha はギリシャ神話に登場するニンフ「メンテ(Menthe)」の名からきている。種小名の suaveolens は「甘い香りがする」という意味である。品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。写真は7月に野田市の清水公園で撮った。学名:Mentha suaveolens 'Variegata'★目立たない花だねなんて言わないで 香りもいいし葉も美しい花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%88" /> -->