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羅背板草(ラセイタソウ)



羅背板草(ラセイタソウ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南部から紀伊半島にかけて太平洋岸に分布し、海岸近くの岩場に生える。
草丈は30~70センチくらいである。
幅広い卵形をした葉は大きく、海岸植物特有の厚みをもつ。
また、細かな皺があり、毛が生えていてざらつく。
和名の由来は、葉の様子を羅背板(ラセイタ)という羅紗(ラシャ)に似た毛織物にたとえたものである。
開花時期は7~9月である。
雌雄同株である。
雄花序は下部の葉のつけ根につき、雌花序は上部の葉のつけ根につく。
花序は他のヤブマオの仲間と比べると短い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の biloba は「2つに浅く裂けた」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Boehmeria biloba

★海岸に生えるとわかる羅背板草
 分厚い葉っぱ皺々にして




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浜藪苧麻(ハマヤブマオ)



浜藪苧麻(ハマヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、海岸近くの原野や川の土手などに生える。
海外では、中国やインドシナ半島にも分布する。
別名を鬼藪苧麻(オニヤブマオ)という。
草丈は70~150センチくらいになる。
茎の下部は木質化する。
葉は卵形で長さが10~15と大きく、向かい合って生える(対生)。
藪苧麻(ヤブマオ)と比べると、葉が大きい、重鋸歯(ぎざぎざが二重)とならない、葉の裏面にビロード状に毛が密生するなどの特徴がある。
開花時期は8~10月である。
雌雄同株である。
雄花序は下部の葉のつけ根につき、雌花序は上部の葉のつけ根につく。
雄花穂は球状、雌花穂は穂状になる
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
「苧麻」というのは茎蒸(カラムシ)の古名である。
古代人にとって茎蒸(カラムシ)は大切な植物であった。
茎を蒸して繊維をとったのである。
「藪」は役に立たないという意味をもつ。
役に立たない「苧麻」ということである。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の arenicola は「砂地に棲む」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Boehmeria arenicola

★勇ましい名前もらって反り返る
 鬼藪苧麻に参った参った




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草小赤麻(クサコアカソ)



草小赤麻(クサコアカソ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、人里や山地のやや湿った草地に生える。
海外では、中国にも分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の先が尾状に尖るのが特徴である。
別名を丸葉赤麻(マルバアカソ)ともいう。
なお、「赤麻」の名は「麻」のように繊維がとれて茎や葉の柄が赤褐色を帯びることからきている。
開花時期は7~9月である。
雌雄同株である。
雌花は茎の上部の葉の脇に赤い穂状となってつく。
雄花は黄白色で、茎の下部の葉の脇につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。
種小名の gracilis は「細長い」という意味である。
写真は8月に奥日光の戦場ヶ原で撮った。
学名:Boehmeria gracilis

★花見れば雑草だけど面白い
 葉っぱの形個性があって




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コダマギク



コダマギクはキク科ヤマハハコ属の多年草である。
ヒマラヤ山脈の固有種である。
中国の南西部からアフガニスタンにかけて分布し、高山の岩礫地に生える。
アナファリス・トリプリネルビスの変種である。
この変種にだけ和名があるのが不思議だが、恐らく日本の学者が何らかの関与しているのであろう。
和名といっても一般に知られているわけではないので、漢字でどう書くのかもわからない。
学名のアナファリス・トリプリネルビス・モノケファラで表示するものもある。
草丈は40~60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には灰白色の軟毛が生える。
開花時期は7~8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い苞に包まれた黄色い花(頭花)をつける。
頭花には舌状花はなく、筒状花だけからなる。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の triplinervis は「3つの脈のある」という意味である。
変種名の monocephala は「一輪咲きの」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Anaphalis triplinervis var. monocephala

★ヒマラヤの岩場に生えるモノケファラ
 ドライフラワー思わすように




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ムッサエンダ・フィリピカ



ムッサエンダ・フィリピカはアカネ科コンロンカ属の蔓性常緑低木である。
コンロンカ属は熱帯アジアやアフリカに200種くらいが分布する蔓性の常緑低木である。
本種の原産地はフィリピンやニューギニアである。
熱帯地方では街路樹や庭木とされるが、日本では温室で植栽される。
樹高は2~5メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には軟らかい毛が生える。
開花時期は6~9月くらいである。
花弁状の白い大きな萼片に特徴がある。
漏斗状で先が5つに裂けた小さな黄色い花をつける。
園芸品種が多く、萼片の色はピンクや赤のものもある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Mussaenda はスリランカでの現地名からきている。
種小名の philippica は「フィリピンの」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Mussaenda philippica

★崑崙花思わすような姿だが
 違いはどこと興味の湧いて




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