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ムルダニア・シンプレクス



ムルダニア・シンプレクスはツユクサ科イボクサ属の多年草である。
中国、東南アジア、インドシナ半島、マレーシア、インドネシア、インド、東アフリカなどに分布し、湿地や草地に生える。
中国名は「細竹蒿草(サイチクコウソウ)」である。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から9月である。
花径15ミリくらいの白ないし紫色の3弁花をつける。
花は一日花である。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、垂れ下がる。
清熱、止咳、解毒、利尿などの薬効があり、中国では薬草とされる。
属名の Murdannia はインドの植物収集家「ムルダン(Munshi Murdan Ali, 1800's)さん」の名からきている。
種小名の simplex は「単生の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Murdannia simplex

★するすると茎を這わせて蔓延るを
 想像させる疣草の仲間




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針桐(ハリギリ)



針桐(ハリギリ)はウコギ科ハリギリ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
わが国では特に北海道と東北地方に多い。
幹は直立し、樹高は20~25メートルになる。
幹の直径は1メートルになり、樹皮は黒褐色で不規則に裂ける。
枝には太く鋭い刺がある。
葉は手のひら状に5つから9つに裂け、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄は長く、枝先に集まってつく。
開花時期は7~8月である。
枝先に球形の散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月ころに黒紫色に熟する。
新芽は、春の山菜として食用にされる。
材は加工しやすく、建具、家具、器具、楽器、彫刻などに用いられる。
和名の由来は、材が桐(キリ)に似て加工しやすく枝に棘があることからきている。
別名を栓の木(センノキ)という。
属名の Kalopanax はギリシャ語の「kalos(美しい)+Panax(ウコギ科ニンジン属)」からきている。葉の切れ込みが整っていることから名づけられた。
種小名の septemlobus は「7つに裂けた」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Kalopanax septemlobus

★すっと立つ針桐の木は開拓の
 歩みをじっと見つめ続けて




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スピラエア・アルバ・ラティフォリア



スピラエア・アルバ・ラティフォリアはバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
原産地は北アメリカである。
カナダのケベック州からアメリカ合衆国のジョージア州にかけて東海岸に分布する。
分類上はスピラエア・アルバの変種とされている。
基本種との違いは葉の幅が広いことである。
ただし、基本種と区別しない考え方もある。
一般名はホワイト・メドウスイート(white meadowsweet)という。
メドウスイートはシモツケの仲間のことである。
樹高は1~2メートルである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
枝先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密につける。
花びらは5枚で、雄しべが長く突き出る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Spiraea はギリシャ語の「speira(螺旋)」に由来する。果実が螺旋状になるものがあることから名づけられた。
種小名の alba は「白い」という意味である。
変種名の latifolia は「広葉の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Spiraea alba var. latifolia

★日本ではまだここでしか出合えない
 花を見つけて笑みのこほれて




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ポットマジョラム



ポットマジョラム(pot marjoram)はシソ科ハナハッカ属の多年草である。
原産地はギリシャ、トルコ、シリア、シシリー島などである。
花薄荷(ハナハッカ:Origanum vulgare)の近縁種である。
学名のオリガヌム・オニテスで表示するものもある。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~9月くらいである。
茎先や葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い唇形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
観賞用とされるほか、ドライフラワーなどにも利用される。
また、茎や葉にはハッカに似た香りがあり、料理の香りづけやアロマオイルに利用される。
去痰、駆風などの薬効もある。
花言葉は「実質」である。
属名の Origanum は、ギリシャ語の「oros(山)+ganos(喜び)」からきている。
種小名の onites の由来はまだ調べられていない。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Origanum onites

★純白の花は手招く蝶や蜂
 ニンフ思わすポットマジョラム




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七島蝦蔓(シチトウエビヅル)



七島蝦蔓(シチトウエビヅル)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉木本である。
蝦蔓(エビヅル)の地域変種で伊豆諸島に分布し、山地の林の縁などに生える。
巻きひげで他の木にからみつく。
基本種との違いは、葉が大型なことである。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉は浅く3つに裂け、裂片の先は尖る。
縁には疎らに浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
裏面には赤褐色の綿毛が生える。
和名の由来は、葉の裏面の色を「エビ」にたとえたものである。
開花時期は6~8月である。
葉と向かい合って円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄緑色の小さな花をつける。
花びらは5枚で先がくっつき、開花すると落ちる。
雌雄異株である。
どちらも黄緑色で、雄花には雄しべが5本あり、雌花にも雄しべが5本と雌しべが1本ある。
花の後にできる実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、10月ころに黒く熟する。
甘酸っぱい味がして食べられる。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の ficifolia は「イチジク属(Ficus)のような葉の」という意味である。
変種名の izuinsularis は「伊豆諸島の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Vitis ficifolia var. izuinsularis

★山葡萄思わすような大きな実
 見つけて頬の思わず緩み



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