浜藪苧麻(ハマヤブマオ) 夏の花 2013年08月15日 浜藪苧麻(ハマヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。本州から沖縄にかけて分布し、海岸近くの原野や川の土手などに生える。海外では、中国やインドシナ半島にも分布する。別名を鬼藪苧麻(オニヤブマオ)という。草丈は70~150センチくらいになる。茎の下部は木質化する。葉は卵形で長さが10~15と大きく、向かい合って生える(対生)。藪苧麻(ヤブマオ)と比べると、葉が大きい、重鋸歯(ぎざぎざが二重)とならない、葉の裏面にビロード状に毛が密生するなどの特徴がある。開花時期は8~10月である。雌雄同株である。雄花序は下部の葉のつけ根につき、雌花序は上部の葉のつけ根につく。雄花穂は球状、雌花穂は穂状になる花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。「苧麻」というのは茎蒸(カラムシ)の古名である。古代人にとって茎蒸(カラムシ)は大切な植物であった。茎を蒸して繊維をとったのである。「藪」は役に立たないという意味をもつ。役に立たない「苧麻」ということである。属名の Boehmeria はドイツの植物学者「ボーマー(Georg Rudolf Boehmer, 1723-1803)さん」の名からきている。種小名の arenicola は「砂地に棲む」という意味である。写真は8月につくば植物園で撮った。学名:Boehmeria arenicola★勇ましい名前もらって反り返る 鬼藪苧麻に参った参った花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E6%B5%9C%E8%97%AA%E8%8B%A7%E9%BA%BB%EF%BC%88%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%A4%E3%83%96%E3%83%9E%E3%82%AA%EF%BC%89" /> -->