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ゴエテア・ストリクティフローラ



ゴエテア・ストリクティフローラはアオイ科ゴエテア属の常緑低木である。
ゴエテア属はヤノネボンテンカ属(パボニア属:Pavonia)に近い仲間で、ブラジルに2種が分布する。
これをヤノネボンテンカ属に統合する考え方もある。
本種の原産地もブラジルである。
樹高は1~2メートルくらいである。
葉は長い心形で、互い違いに生える(互生)。
葉は葉脈が目立ち、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は春から秋である。
花は幹に直接つく幹生花である。
紅色の花弁のように見えるのは副萼片である。
花弁や萼片より長いので目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Goethea はドイツの詩人で植物学者の「ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe, 1749-1832)さん」の名からきている。
種小名の strictiflora は「直立した花の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Goethea strictiflora

★ぷっつんと枝から短い柄を立てて
 赤い花咲く不思議な姿




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榊(サカキ)



榊(サカキ)はツバキ科サカキ属の常緑高木である。
分類体系によっては(APGIII)サカキ科とされる。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、神社によく植えられている。
海外では、済州島や台湾、中国などにも分布している。
樹高は8~12メートルくらいになる。
幹は直立し、樹形が整っている。
樹皮は暗褐色である。
葉は楕円形で、2列に互い違いに生える。
葉には艶があり、質は革質である。
葉には5~10ミリくらいの柄がある。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は鋭く尖る。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に花径15~20ミリくらいの白い5弁花を1~3個つける。
花は咲き進むと黄色くなってくる。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1個である。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、11月ころ紫黒色に熟する。
一年中葉が緑色であるため「めでたい木」とされ、神事に使われる。
また、材は緻密で強靭なので床柱や天秤棒などに使われる。
花言葉は「神を尊ぶ」である。
属名の Cleyera はオランダ人の船医で植物学者の「クレイエル(Andreas Cleyer, 1634-?1697)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Cleyera japonica

★榊とて花を咲かせることもある
 小さいけれど白い花びら




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サッターズゴールド



サッターズゴールド(Sutter's Gold)はバラ科バラ属の落葉低木である。
ハイブリッドティ系(Hybrid Tea:HT)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの大輪である。
1950年にアメリカのスイム&ウィークス(Swim & Weeks)によって作出された園芸品種である。(薔薇図鑑参照)
樹高は120~150センチくらいである。
樹形は半横張り性である。
開花時期は5~11月である。
剣弁高芯咲きで、花の色は黄色にオレンジの覆輪が入る。
花にはフルーツ系の強い香りがある。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
品種名の Sutter's Gold はゴールドラッシュの発端となったアメリカの金鉱会社の名からきている。
写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。
学名:Rosa 'Sutter's Gold'

★百年も前の歴史を持ち出した
 花の名前に腕組みをして




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アルバ・セミプレナ



アルバ・セミプレナ(Alba Semi-Plena)はバラ科バラ属の落葉低木である。
1807年にフランスのフランソワ・ペルティエ(Francois Pelletier)さんによって作出された園芸品種で、一季咲きの中輪である。(薔薇図鑑参照)
オールドローズ(Old Rose:O)のアルバ系(Alba Rose:A)と呼ばれるものの1つである。
ロサ・アルバはロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)とロサ・ カニナ(Rosa canina)の自然交雑で生まれたと推定されている。
本種の樹高は150~250センチくらいである。
樹形は半つる性である。
開花時期は5~6月である。
半八重咲きで、花の色は白い。
花径は6~7センチくらいで、花弁数は8~12枚である。
花にはダマスク系の強い香りがある。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の alba は「白い」という意味である。
品種名の Semi-Plena は「半八重咲きの」という意味である。
写真は6月に北海道のはぼろバラ園で撮った。
学名:Rosa x alba 'Semi-Plena'

★ずいぶんと古い時代につくられた
 アルバの薔薇は清楚な香り




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エクメア・ヌデイカウリス



エクメア・ヌデイカウリスはパイナップル科サンゴアナナス属(エクメア属)の常緑多年草である。
エクメア属は南アメリカの熱帯地方に150種くらい分布する。
同属のエクメア・フルゲンス(Aechmea fulgens)の和名を珊瑚アナナス(サンゴアナナス)といい、そこから属名の和名をサンゴアナナス属という。
本種の原産地はメキシコからブラジルである。
草丈は60センチから90センチくらいである。
葉は幅の広い線形で灰緑色をしており、短い棘が密生する。
開花時期は春から夏である。
紅色の花穂を出し、黄色の花をつける。
花はすぐに散るが、萼は長く鑑賞できる。
属名の Aechmea はギリシャ語の「aichme(槍)」からきている。
種小名の nudicaulis は「裸の茎を持った」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Aechmea nudicaulis

★赤と黄のコントラストが目くるめく
 ヌデイカウリスは灼熱の花




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