エランテムム・ワッティー 秋の花 2010年11月08日 エランテムム・ワッティーはキツネノマゴ科ルリハナガサ属の多年草である。属名の片仮名表記は「エランセムム」とするものもある。また、種小名の片仮名表記は「ウォッティー」とするものもある。原産地はインドの北部である。草丈は50センチから200センチくらいである。茎は赤紫色を帯びる。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の色は濃い緑色で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は10月から11月くらいである。上部の葉の脇に濃い紫色の花をつける。花径は1センチから2センチである。写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Eranthemum wattii★日本では馴染みまだまだ低いけど 知って欲しいなわたしのことも今日の花ドットコム花図鑑PR
千日小坊(センニチコボウ) 秋の花 2010年11月07日 アルテルナンテラ・ポリゲンスはヒユ科ツルノゲイトウ属(アルテルナンテラ属)の多年草である。属名の片仮名表記は「アルテルナンセラ」とするものもある。原産地は南アメリカである。日本へは園芸用として導入され、庭植えや鉢植えにされている。千日小坊(センニチコボウ)と名づけられているのは、日本で生まれた園芸品種である。草丈は30センチから60センチくらいである。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は9月から11月である。赤紫色のとても小さな花(のように見える球形の花序)をつける。花自体は小さいが、花の少なくなる季節に咲くので貴重である。写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Alternanthera porrigens cv. Senniti-kobo★小坊主にたとえられしか赤い花 秋の庭先千日小坊今日の花ドットコム花図鑑
マンデビラ・ローズジャイアント 秋の花 2010年11月06日 マンデビラ・ローズジャイアントはキョウチクトウ科チリソケイ属(マンデビラ属)の蔓性落葉低木である。属名の片仮名表記は「マンデヴィラ」とするものもある。マンデビラ・アマビリス(Mandevilla x amabilis)の園芸品種である。原産地は南アメリカである。開花時期は5月から10月である。花の色はピンクである。咲き始めの色は淡く、だんだん濃い色に変化する。花径は8センチから10センチくらいある大輪である。マンデビラ属の異名のディプラデニアの名でも流通している。写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Mandevilla x amabilis cv. Rose Giant★南国の熱気伝えてマンデヴィラ 咲いてみせますお望みならば今日の花ドットコム花図鑑
煙草草(タバコソウ) 秋の花 2010年11月05日 煙草草(タバコソウ)はミソハギ科クフェア属の常緑小低木である。原産地はメキシコからグアテマラにかけた一帯である。学名のクフェア・イグネアの名で表示するところもある。英名はシガープラント(cigar plant)である。和名はこれを訳したものである。花の様子を火のついたタバコに譬えたものである。クフェア属(Cuphea)の仲間としては、日本ではメキシコ花柳(メキシコハナヤナギ)がよく知られている。樹高は30センチから50センチくらいである。よく枝分かれをする。枝には毛が生えている。葉は幅の狭い卵形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は4月から11月である。花は葉と葉の間につく。花のように見える紅色の筒状のものは萼である。先に黒紫色の輪があり、その外側は白い。花弁はない。別名を紅丁字(ベニチョウジ)とするものもある。ただし、これは紛らわしい。ケストルム・エレガンスの和名が同一だからである。写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Cuphea ignea★筒形の花は深紅の煙草草 煙出るかなぷかりぷかぷか今日の花ドットコム花図鑑
シクラメン・グラエクム 秋の花 2010年11月04日 シクラメン・グラエクムはサクラソウ科シクラメン属の多年草である。原産地はギリシャからトルコにかけての地中海沿岸東部地方である。シクラメンの原種の1つである。種小名の graecum は「ギリシャ産」を意味する。草丈は10センチくらいである。花と同時に展開する葉は心臓形で、白い模様が入る。葉にはビロードのような感触がある。開花時期は9月から11月である。花の色はピンクで、つけ根の部分の色が濃い。写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Cyclamen graecum★こんなにも小さな花かシクラメン その可憐さはニンフ思わせ今日の花ドットコム花図鑑