煙草草(タバコソウ) 秋の花 2010年11月05日 煙草草(タバコソウ)はミソハギ科クフェア属の常緑小低木である。原産地はメキシコからグアテマラにかけた一帯である。学名のクフェア・イグネアの名で表示するところもある。英名はシガープラント(cigar plant)である。和名はこれを訳したものである。花の様子を火のついたタバコに譬えたものである。クフェア属(Cuphea)の仲間としては、日本ではメキシコ花柳(メキシコハナヤナギ)がよく知られている。樹高は30センチから50センチくらいである。よく枝分かれをする。枝には毛が生えている。葉は幅の狭い卵形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は4月から11月である。花は葉と葉の間につく。花のように見える紅色の筒状のものは萼である。先に黒紫色の輪があり、その外側は白い。花弁はない。別名を紅丁字(ベニチョウジ)とするものもある。ただし、これは紛らわしい。ケストルム・エレガンスの和名が同一だからである。写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Cuphea ignea★筒形の花は深紅の煙草草 煙出るかなぷかりぷかぷか今日の花ドットコム花図鑑PR