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白花菫(シロバナスミレ)

白花菫(シロバナスミレ)

白花菫(シロバナスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
別名を白菫(シロスミレ)ともいう。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、やや標高の高い草原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、シベリアなどにも分布する。
草丈は10~15センチくらいである。
地上茎はなく、根際から葉と花柄を出す。
葉は長い披針形で、先は尖らない。
葉には長い柄があり、縁には低く平らなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~6月である。
花径は15~20ミリくらいで、花の色は白い。
上弁という上の1対の花びらは後ろに反り返る。
側弁という下の1対の花びらには毛が生える。
唇弁という下に垂れる花びらには筋が入る。
花の後ろに突き出した距は3~4ミリで短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の patrinii はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)さんの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola patrinii


★寒地でも元気に咲くよ白菫
 春の訪れ知らせるように


白花菫(シロバナスミレ)

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大和連翹(ヤマトレンギョウ)

大和連翹(ヤマトレンギョウ)

大和連翹(ヤマトレンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。
日本固有種である。
中国地方の岡山県と広島県に分布し、石灰岩地に生える。
日本には本種と小豆島連翹(ショウドシマレンギョウ)が自生する。
違いは、本種が葉の展開に先立って花を咲かせることである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
樹高は1~2メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
雌雄異株である。
開花時期は4~5月である。
花弁は4枚で、花の色は黄色い。
花径は25ミリくらいあり大きいが、花のつき方は疎らである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Forsythia はイギリスの園芸家「フォーサイス(W. A. Forsyth)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Forsythia japonica


★ぽつぽつと数えるほどの花つけて
 異質に映る大和連翹


大和連翹(ヤマトレンギョウ)

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姫梶苺(ヒメカジイチゴ)

姫梶苺(ヒメカジイチゴ)

姫梶苺(ヒメカジイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
梶苺(カジイチゴ)と苦苺(ニガイチゴ)の交雑種である。
本州の関東地方から四国にかけて分布し、海岸近くの山地に生える。
樹高は1~3メートルくらいである。
枝には棘がある。
葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は心形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~5月である。
枝先に花径2~3センチの白い5弁花を咲かせる。
花の後にできる実は直径1~2センチのキイチゴ状果(集合核果)で、5~6月に赤く熟する。
和名の由来は、葉がクワ科の梶の木(カジノキ)に似ることからきており、小形なので「姫」がつく。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の medius は「中間の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rubus x medius


★実の色はやっぱり赤がいいのよと
 言うがごとくに姫梶苺


姫梶苺(ヒメカジイチゴ)

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坪菫(ツボスミレ)

坪菫(ツボスミレ)

坪菫(ツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
南西諸島を除く日本全国に分布し、高原地帯の湿原のほとりや湿った草原、平地の丘、道端などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国大陸、サハリン、アムール地方などにも分布する。
草丈は5センチから25センチくらいである。
有茎種である。
葉は丸みを帯びた心形である。
葉のつけ根にある托葉に切れ込みがある。
茎ははじめのうちは立っていないが、次第に立ち上がってくる。
花期は3月から5月くらいである。
1センチほどの小さな白い花をつける。
壷型をした唇弁の中心部に紅紫色の筋模様があるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
名前の「坪」は庭の意味である。
別名を如意菫(ニョイスミレ)と言う。
これは僧侶が持つ如意棒のことである。
長く伸びてカーブする花茎を如意棒にたとえたものである。
俳句の季語は春である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola verecunda


★誘われて覗いて見れば坪菫
 小人になってしばし戯れ
☆坪菫涙のかけら落としては
 今日の笑顔に変えて輝き


坪菫(ツボスミレ)

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針金雀枝(ハリエニシダ)

針金雀枝(ハリエニシダ)

針金雀枝(ハリエニシダ)はマメ科ハリエニシダ属の落葉低木である。
原産地は南西ヨーロッパである。
西ヨーロッパからイタリアにかけて分布している。
石の多い土地や乾燥した牧草地に生え、観賞用や飼料用として栽培される。
ヨーロッパのゴルフ場に植えてあるのをよく見かける。
樹高は60~200センチくらいである。
幹は綿毛で覆われており、そこから小枝を横に伸ばす。
葉は棘状になるが、幼葉には3小葉があり柔らかい。
開花時期は3~5月である。
棘の多い葉が密集した枝の先に、蝶形をした黄色い小さな花をつける。
花弁も毛で覆われている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Ulex はラテン語の古名「ulex(棘のある常緑の低木)」からきている。
種小名の europaeus は「ヨーロッパの」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Ulex europaeus


★少しだけ離れて見てね痛いから
 針金雀枝は気を遣いつつ


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