大和連翹(ヤマトレンギョウ) 春の花 2011年04月11日 大和連翹(ヤマトレンギョウ)はモクセイ科レンギョウ属の落葉低木である。日本固有種である。中国地方の岡山県と広島県に分布し、石灰岩地に生える。日本には本種と小豆島連翹(ショウドシマレンギョウ)が自生する。違いは、本種が葉の展開に先立って花を咲かせることである。環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。樹高は1~2メートルである。葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。雌雄異株である。開花時期は4~5月である。花弁は4枚で、花の色は黄色い。花径は25ミリくらいあり大きいが、花のつき方は疎らである。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Forsythia はイギリスの園芸家「フォーサイス(W. A. Forsyth)さん」の名からきている。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は3月につくば植物園で撮った。学名:Forsythia japonica★ぽつぽつと数えるほどの花つけて 異質に映る大和連翹今日の花ドットコム花図鑑PR