針金雀枝(ハリエニシダ) 春の花 2011年04月08日 針金雀枝(ハリエニシダ)はマメ科ハリエニシダ属の落葉低木である。原産地は南西ヨーロッパである。西ヨーロッパからイタリアにかけて分布している。石の多い土地や乾燥した牧草地に生え、観賞用や飼料用として栽培される。ヨーロッパのゴルフ場に植えてあるのをよく見かける。樹高は60~200センチくらいである。幹は綿毛で覆われており、そこから小枝を横に伸ばす。葉は棘状になるが、幼葉には3小葉があり柔らかい。開花時期は3~5月である。棘の多い葉が密集した枝の先に、蝶形をした黄色い小さな花をつける。花弁も毛で覆われている。花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。属名の Ulex はラテン語の古名「ulex(棘のある常緑の低木)」からきている。種小名の europaeus は「ヨーロッパの」という意味である。写真は3月に小石川植物園で撮った。学名:Ulex europaeus★少しだけ離れて見てね痛いから 針金雀枝は気を遣いつつ今日の花ドットコム花図鑑PR