姫梶苺(ヒメカジイチゴ) 春の花 2011年04月10日 姫梶苺(ヒメカジイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。梶苺(カジイチゴ)と苦苺(ニガイチゴ)の交雑種である。本州の関東地方から四国にかけて分布し、海岸近くの山地に生える。樹高は1~3メートルくらいである。枝には棘がある。葉は手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。葉のつけ根の部分は心形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は3~5月である。枝先に花径2~3センチの白い5弁花を咲かせる。花の後にできる実は直径1~2センチのキイチゴ状果(集合核果)で、5~6月に赤く熟する。和名の由来は、葉がクワ科の梶の木(カジノキ)に似ることからきており、小形なので「姫」がつく。属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。種小名の medius は「中間の」という意味である。写真は3月に小石川植物園で撮った。学名:Rubus x medius★実の色はやっぱり赤がいいのよと 言うがごとくに姫梶苺今日の花ドットコム花図鑑PR