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エリトロニウム・パゴダ



エリトロニウム・パゴダはユリ科カタクリ属の多年草である。
アメリカ合衆国のカリフォルニア州に分布するエリトロニウム・ツオルムネンセ(Erythronium tuolumnense)とエリトロニウム・カリフォルニクム(Erythronium californicum)との交雑種である。
名称はエリトロニウム・ツオルムネンセ・パゴダとするものもある。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形である。
開花時期は3~5月である。
茎先に黄色の花を横向きに1輪から数輪咲かせる。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
黄花片栗(キバナカタクリ)の名でも流通しているが、これは正しくはエリトロニウム・グランディフロルム(Erythronium grandiflorum)に充てられた名である。
属名の Erythronium はギリシャ語の「erythros(赤)」からきている。紅紫色の花をつけるヨーロッパ種を念頭につけられた名である。
種小名の tuolumnense は「(カリフォルニア州の)トゥオルミ郡(Tuolumne County)の」という意味である。
品種名の Pagota は「仏塔」の意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Erythronium tuolumnense 'Pagota'


★春の陽を浴びてすくすく顔を出す
 パゴタの花の由来に肯き




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ナルキッスス・ダッチマスター



ナルキッスス・ダッチマスター(Dutch Master)はヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
ヨーロッパで改良された園芸品種の1つである。
国際的な分類では喇叭水仙(ラッパズイセン)の1つとされる。
喇叭水仙(ラッパズイセン)というのは、イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の定義では、1茎1花で、副冠の長さが花被片と同じか花被片よりも長いもののことである。
原種のプセウドナルキッスス(Narcissus pseud-narcissus)をベースにして数々の園芸品種が生まれている。
本種が作出されたのは昭和時代の前期である。
日本へ輸入されるようになったのは近年のことのようである。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3~4月である。
花被片も副冠も黄色くて、やや横向きに咲く。
副冠はフリルがついたようで愛らしい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
種小名の pseud-narcissus は「スイセン属(Narcissus)に似た」という意味である。
品種名の Dutch Master は「オランダの巨匠」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Narcissus pseud-narcissus 'Dutch Master'


★愛らしいフリルをつけて春の陽を
 浴びて煌くダッチマスター




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蕗蒲公英(フキタンポポ)



蕗蒲公英(フキタンポポ)はキク科フキタンポポ属の多年草である。
ユーラシア大陸に広く分布する。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
和名は牧野富太郎博士がつけた。
花が蒲公英(タンポポ)に似ており、葉が蕗(フキ)に似ているというところからきた名である。
それまでは款冬(カントウ)と呼ばれていた。
こちらのほうは、冬に氷を叩き割って生えるという意味がある。
日本では主に栽培をされているが、野生化もしている。
栽培されたものは福寿草(フクジュソウ)の代わりに正月用に使われる。
葉を切り取って出荷するのだそうだ。
草丈は30センチくらいである。
根際から生える葉は蕗に似た腎臓形である。
葉の裏には毛が生えている。
茎にも数枚の葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は室内で12月ころ、庭では2~4月になる。
花径3センチくらいで、蒲公英(タンポポ)よりも少し小さい。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
葉は生薬で款冬花(かんとうか)といい、鎮咳・去痰作用がある。
属名の Tussilago はラテン語の「tussis(咳)+ ago(駆逐する)」からきている。「咳を治す」という意味で名づけられた。
種小名の farfara はラテン語で「フキタンポポ」を意味する。
写真は5月に北大植物園で撮った。
葉の写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tussilago farfara


★めずらしい蕗蒲公英の姿見て
 思わず知らず笑みのこぼれて






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ナルキッスス・マルチネット



ナルキッスス・マルチネットはヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
ヨーロッパで改良された園芸品種の1つである。
1985年に作出された。
イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の分類では、「ジョンキラ系及びアポダンサス系」のグループに入れられている。
これは原種のジョンキラ水仙(Narcissus Jonquilla)及びアポダンサス水仙(Narcissus Apodanthus)の特徴を示すグループである。
その大きな特徴は強い香りがあることで、「芳香水仙」とも呼ばれる。
形状としては、1茎1~5花で、花被片は広がるか反り返る。
副花冠はカップ状か煙突状か朝顔状で、多くは横に広がる。
花茎を数本出すことが多い。
ナルキッスス・マルチネットはジョンキラ水仙の系統である。
ジョンキラ水仙というのは和名でいうと黄水仙(キズイセン)のことである。
草丈は30~40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3~4月である。
花は中輪の房咲きで、花被片は黄色で、副花冠はオレンジ色である。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
種小名の jonquilla は「イグサ属(Juncus)」の縮小形である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Narcissus Jonquilla 'Martinette'


★芳しい香り伴い咲き出ずる
 マルチネッテは色も華やか




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柴柳(シバヤナギ)



柴柳(シバヤナギ)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木である。
本州の関東地方南部から愛知県にかけて分布し、山地や道端、礫地などに生える。
日本固有種で、フォッサマグナ要素の植物の1つである。
樹高は1~3メートルくらいである。
樹皮は灰褐色ないし褐色である。
枝は水平に出て、先がやや垂れ下がるものが多い。
葉は披針形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。
若葉は紅色で裏面に白い毛が生えるが、やがて緑色になり毛も落ちる。
開花時期は3~4月である。
葉の展開と同時に開花をする。
雌雄異株である。
雄花穂は黄色で直立し、長さは4~5センチでブラシのように見える。
雄花には雄しべが2本ある。
雌花穂は緑色で長さは10センチくらいあり、先が垂れて尻尾のように見える。
雌花の花柱は短く、柱頭は2つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を石柳(イシヤナギ)ともいう。
属名の Salix はケルト語の「sal(近い)+lis(水)」からきている。水辺に多いことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った雌花穂である。
学名:Salix japonica


★どこにでもある木ではない柴柳
 尻尾のような花穂たらして




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