柴柳(シバヤナギ) 春の花 2012年03月05日 柴柳(シバヤナギ)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木である。本州の関東地方南部から愛知県にかけて分布し、山地や道端、礫地などに生える。日本固有種で、フォッサマグナ要素の植物の1つである。樹高は1~3メートルくらいである。樹皮は灰褐色ないし褐色である。枝は水平に出て、先がやや垂れ下がるものが多い。葉は披針形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。若葉は紅色で裏面に白い毛が生えるが、やがて緑色になり毛も落ちる。開花時期は3~4月である。葉の展開と同時に開花をする。雌雄異株である。雄花穂は黄色で直立し、長さは4~5センチでブラシのように見える。雄花には雄しべが2本ある。雌花穂は緑色で長さは10センチくらいあり、先が垂れて尻尾のように見える。雌花の花柱は短く、柱頭は2つに裂ける。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。別名を石柳(イシヤナギ)ともいう。属名の Salix はケルト語の「sal(近い)+lis(水)」からきている。水辺に多いことから名づけられた。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は4月に小石川植物園で撮った雌花穂である。学名:Salix japonica★どこにでもある木ではない柴柳 尻尾のような花穂たらして花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR