ナルキッスス・ダッチマスター 春の花 2012年03月08日 ナルキッスス・ダッチマスター(Dutch Master)はヒガンバナ科スイセン属の多年草である。ヨーロッパで改良された園芸品種の1つである。国際的な分類では喇叭水仙(ラッパズイセン)の1つとされる。喇叭水仙(ラッパズイセン)というのは、イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の定義では、1茎1花で、副冠の長さが花被片と同じか花被片よりも長いもののことである。原種のプセウドナルキッスス(Narcissus pseud-narcissus)をベースにして数々の園芸品種が生まれている。本種が作出されたのは昭和時代の前期である。日本へ輸入されるようになったのは近年のことのようである。草丈は30~50センチくらいである。根際から生える葉は線形である。開花時期は3~4月である。花被片も副冠も黄色くて、やや横向きに咲く。副冠はフリルがついたようで愛らしい。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。種小名の pseud-narcissus は「スイセン属(Narcissus)に似た」という意味である。品種名の Dutch Master は「オランダの巨匠」という意味である。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Narcissus pseud-narcissus 'Dutch Master'★愛らしいフリルをつけて春の陽を 浴びて煌くダッチマスター花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR