ナルキッスス・マルチネット 春の花 2012年03月06日 ナルキッスス・マルチネットはヒガンバナ科スイセン属の多年草である。ヨーロッパで改良された園芸品種の1つである。1985年に作出された。イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の分類では、「ジョンキラ系及びアポダンサス系」のグループに入れられている。これは原種のジョンキラ水仙(Narcissus Jonquilla)及びアポダンサス水仙(Narcissus Apodanthus)の特徴を示すグループである。その大きな特徴は強い香りがあることで、「芳香水仙」とも呼ばれる。形状としては、1茎1~5花で、花被片は広がるか反り返る。副花冠はカップ状か煙突状か朝顔状で、多くは横に広がる。花茎を数本出すことが多い。ナルキッスス・マルチネットはジョンキラ水仙の系統である。ジョンキラ水仙というのは和名でいうと黄水仙(キズイセン)のことである。草丈は30~40センチくらいである。根際から生える葉は線形である。開花時期は3~4月である。花は中輪の房咲きで、花被片は黄色で、副花冠はオレンジ色である。花にはよい香りがある。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。種小名の jonquilla は「イグサ属(Juncus)」の縮小形である。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Narcissus Jonquilla 'Martinette'★芳しい香り伴い咲き出ずる マルチネッテは色も華やか花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR