針桐(ハリギリ) 夏の花 2013年09月11日 針桐(ハリギリ)はウコギ科ハリギリ属の落葉高木である。北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。わが国では特に北海道と東北地方に多い。幹は直立し、樹高は20~25メートルになる。幹の直径は1メートルになり、樹皮は黒褐色で不規則に裂ける。枝には太く鋭い刺がある。葉は手のひら状に5つから9つに裂け、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の柄は長く、枝先に集まってつく。開花時期は7~8月である。枝先に球形の散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月ころに黒紫色に熟する。新芽は、春の山菜として食用にされる。材は加工しやすく、建具、家具、器具、楽器、彫刻などに用いられる。和名の由来は、材が桐(キリ)に似て加工しやすく枝に棘があることからきている。別名を栓の木(センノキ)という。属名の Kalopanax はギリシャ語の「kalos(美しい)+Panax(ウコギ科ニンジン属)」からきている。葉の切れ込みが整っていることから名づけられた。種小名の septemlobus は「7つに裂けた」という意味である。写真は9月に京都府立植物園で撮った。学名:Kalopanax septemlobus★すっと立つ針桐の木は開拓の 歩みをじっと見つめ続けて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E9%87%9D%E6%A1%90%EF%BC%88%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%AE%E3%83%AA%EF%BC%89" /> -->