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ノースポール

ノースポール

ノースポール(North Pole)はキク科フランスギク属の一年草である。
原産地は南ヨーロッパ北アフリカである。
日本へは1970年代に渡来した。
ノースポールは商品名であるが、一般名としても定着している。
学名はレウカンテムム・パルドスム(Leucanthemum paludosum)という。
クリサンテムム・パルドスム(Chrysanthemum paludosum)という学名を使う場合もある。
クリサンテムム(Chrysanthemum)はキク科キク属を示す学名で、キク属を広義にとらえる立場である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は12月から6月ころまでと長い。
花はマーガレットによく似ているが、草丈も花の大きさも小さめである。
花径は2センチから3センチくらいである。
舌状花は白く、筒状花は黄色い。
ノースポールというのは「北極」のことである。
花つきがよく、株全体をおおうほどに白く咲く姿から名づけられたものである。
属名の Leucanthemum はギリシャ語の「leukos(白)+anthemon(花)」からきており、「白い花」を意味する。
種小名の paludosum は「沼地に生える」という意味である。
写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Leucanthemum paludosum (=Chrysanthemum paludosum)


★敷き詰めた淡き緑の絨毯に
 ノースポールの花びら揺れて
☆寒ささえ輝くように白さ増し
 ノースポールは強さを秘めて


ノースポール

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プリムラ・フィルクネラエ

プリムラ・フィルクネラエ

プリムラ・フィルクネラエはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である
サクラソウの仲間は世界中に自生しているが、このプリムラ・フィルクネラエの原産地は中国である。
峡西省の灌木で覆われた南斜面などに自生しているという。
しかし、なぜか雲南桜草(ウンナンサクラソウ)の名で流通している。
生長が早く、サクラソウの中では大型である。
草丈は30~50センチくらいである。
茎と葉は長い毛に覆われている。
葉には羽状の切れ込みがある。
開花時期は2月から3月である。
茎先に淡い桃色の花をつける。
花冠は5つに深く裂け、裂片の先が更に2つに裂ける。
花径は20ミリから25ミリくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」の縮小形である。同属の1種が他に先駆けて早春に花咲くことで名づけられた。
種小名のほうは調べてもはっきりしなかった。
写真は1月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Primula filchnerae


★薄っすらと肌を染め咲く花姿
 清らかなりしフィルクネラエ


プリムラ・フィルクネラエ

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待雪草(マツユキソウ)

待雪草(マツユキソウ)

待雪草(マツユキソウ)はヒガンバナ科マツユキソウ属(ガランツス属)の多年草である。
原産地は南ヨーロッパからコーカサス地方にかけてである。
スノードロップ(snowdrop)と呼ばれるものの1つである。
別に大雪の花(オオユキノハナ:Galanthus elwesii)にもこの名称が用いられる。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は1月から3月である。
花茎の先に白い花を下向きにつける。
花被片は6枚である。
花被片のつけ根の部分は緑色である。
また、内花被片(短い花被片)には緑色の模様が入る。
属名の Galanthus はギリシャ語の「gala(ミルク)+ anthos(花)」からきている。
種小名の nivalis は「雪の時期の」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Galanthus nivalis


★比べれば小振りな姿よくわかる
 待雪草は地を這うように


待雪草(マツユキソウ)

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蔓蛸の木(ツルタコノキ)

蔓蛸の木(ツルタコノキ)

蔓蛸の木(ツルタコノキ)はタコノキ科ツルアダン属の常緑多年草である。
学名からフレイキネティア・ムルティフロラの名で表示するところもある。
原産地はフィリピンである。
英名はフラワーリング・パンダナス(flowering pandanus)である。
パンダナスは「蛸の木」のことである。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎を他の植物体に絡ませて伸びる。
葉は長さ30センチ、幅2センチくらいの披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色で艶があり、縁には棘がある。
開花時期は冬から春である。
雌雄異株である。
茎先に緑色の肉穂花序花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)をつける。
花を包んでいるオレンジ色のものは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
花の後にできる実は円筒形の集合果である。
葉、茎、根などはマットやサンダルに加工される。
属名の Freycinetia はフランスの海洋探検家「フレシネ(Freycinet)」の名からきている。
種小名の multiflora は「多数花の」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Freycinetia multiflora


★鮮やかな色がいかにも南国の
 ムード伝える蔓蛸の木は


蔓蛸の木(ツルタコノキ)

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ポインセチア

ポインセチア

ポインセチアはトウダイグサ科トウダイグサ属の常緑小高木である。
原産地はメキシコ及び中央アメリカである。
メキシコではノーチェ・ブエナ(聖夜)と呼ばれる。
クリスマスを飾る花として親しまれてきた。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
和名は猩々木(ショウジョウボク)である。
樹高は5~7メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10~1月である。
花は杯状花序(花が杯状の苞に包まれるて茎先につく)である。
花弁がなく、花のようにみえるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
花の色は赤いが、ピンクやクリーム色、白などの園芸品種がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Euphorbia はローマ時代のモーリタニア王Jubaの侍医「エウフォルブス(Euphorbus)さん」にちなんで名づけられた。この属の植物の1種の乳液を初めて薬に使ったことからきている。
種小名の pulcherrima は「非常に美しい」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Euphorbia pulcherrima


★えっこれがポインセチアかびっくりだ
 繁った枝に花を探して


ポインセチア

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