プリムラ・フィルクネラエ 冬の花 2011年01月12日 プリムラ・フィルクネラエはサクラソウ科サクラソウ属の多年草であるサクラソウの仲間は世界中に自生しているが、このプリムラ・フィルクネラエの原産地は中国である。峡西省の灌木で覆われた南斜面などに自生しているという。しかし、なぜか雲南桜草(ウンナンサクラソウ)の名で流通している。生長が早く、サクラソウの中では大型である。草丈は30~50センチくらいである。茎と葉は長い毛に覆われている。葉には羽状の切れ込みがある。開花時期は2月から3月である。茎先に淡い桃色の花をつける。花冠は5つに深く裂け、裂片の先が更に2つに裂ける。花径は20ミリから25ミリくらいである。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」の縮小形である。同属の1種が他に先駆けて早春に花咲くことで名づけられた。種小名のほうは調べてもはっきりしなかった。写真は1月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。学名:Primula filchnerae★薄っすらと肌を染め咲く花姿 清らかなりしフィルクネラエ今日の花ドットコム花図鑑PR