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姫小判草(ヒメコバンソウ)



姫小判草(ヒメコバンソウ)はイネ科コバンソウ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
現在では世界の温帯の広がっている。
日本へは江戸時代の後期には渡来し、現在では本州から沖縄に帰化している。
草丈は10~60センチくらいである。
茎は直立する。
葉は線形で、ほぼ垂直に立っている。
毛は生えておらず、表面や縁はややざらつく。
開花時期は6~9月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、三角形のおにぎりのような小穂をつける。
小穂はやや扁平で、淡い緑色をしている。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
別名を鈴萱(スズガヤ)という。
属名の Briza はライムギのギリシャ名からきている。
種小名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は5月に向島百花園で撮った。
学名:Briza minor


★小判だよ覗いてごらん虫眼鏡
 大らかな名に苦笑いして





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カーネーション・ローズドメイ



カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の多年草である。
原産地は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸とされる。
ローズドメイ(Rose de Mai)はその園芸品種である。
フランスで作出され、「5月の薔薇」を意味する。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4~9月くらいである。
花の色は淡いピンクで、よい香りがする。
観賞用とされるほか、砂糖漬けやサラダなど食用にも用いられる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Dianthus はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+anthos(花)」からきている。「ジュピターの花」の意味で、花の美しさを称えて名づけられた。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Dianthus 'Rose de Mai'


★貝殻を思わすような花の色
 ローズドメイは波音運び
☆淡き桃甘えるような匂いたち
 君の耳元囁きかけて




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マリア薊(マリアアザミ)



マリア薊(マリアアザミ)はキク科オオアザミ属の越年草である。
原産地はスペインやフランスである。
ハーブとしての長い歴史がある。
ギリシャ時代の薬草書にも既に登場しているという。
解毒・再生作用があり、主に肝臓病の治療に使用されてきた。
副作用としては、下痢や胃腸障害、アレルギーなどを起こすことがある。
日本へは江戸時代に園芸植物として渡来した。
現在では、一部で野生化している。
なお、マリア薊(マリアアザミ)の名は小石川植物園での表示に従っている。
別名を大薊(オオアザミ)という。
草丈は1~2メートルである。
根際から生える葉は羽状に浅く切れ込み、白い斑が入る。
葉は大きくて艶があり、棘を勢いよく広げる。
茎につく葉は小さく、茎を抱く。
開花時期は6~7月である。
茎先につく淡い紅紫色の花は直径が10センチくらいある。
花の後に総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)が大きく膨らむ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は聖母マリアからきており、葉に入る白い斑をマリアに捧げようとしてこぼれたミルクに見立てたものである。
属名の Silybum はギリシャ語の「sillybon(房飾り)」からきている。
種小名の marianum は「聖母マリア(Maria)の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Silybum marianum


★炎天下林のごとく咲き誇る
 マリア薊は強さを備え




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花菖蒲(ハナショウブ)



花菖蒲(ハナショウブ)はアヤメ科アヤメ属の多年草である。
野花菖蒲(ノハナショウブ)を改良した園芸品種である。
ただし、学名上は花菖蒲(ハナショウブ)のほうが基本種の扱いになっている。
古典園芸植物で非常に多くの品種がある。
草丈は60から120センチくらいである。
葉は剣状で、2列に互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月である。
茎先に2、3輪の花をつける。
花の色は紫色を基本に白、桃色、紅色、青などがあり、絞りや覆輪の入るものもある。
花被片のことを英(はなぶさ)といい、外花被片3枚が大きいものを3英、内花被片3枚も大きいものを6英という。
系統としては、江戸系、肥後系、伊勢系の3つのほか、長井古種、大船系、アメリカ系などがある。
俳句の季語は夏である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味する。
種小名の ensata は「剣形の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名は神路の誉(カミジノホマレ)で、伊勢系である。
学名:Iris ensata


★どれだけの組合せあれど花菖蒲
 基本の色の深み勝りて





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夕張金梅(ユウバリキンバイ)



夕張金梅(ユウバリキンバイ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道の固有種である。
夕張岳や大雪山系、日高山脈などに分布し、高山にある蛇紋岩地の草地や礫地に生える。
分類上は、深山金梅(ミヤマキンバイ)の変種とされている。
基本種との違いは、葉に艶がないことである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5~20センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、何枚もが輪生する。
小葉の形は倒卵形で、上部の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶はなく、少し毛が生える。
茎につく葉もあるが小さい。
開花時期は5~6月である。
茎の上部で枝分かれをし、それぞれの先に花径2センチくらいの黄色い花をつける。
花びらは5枚である。
花びらの形は幅の広い倒卵形で、先は少しへこんでいる。
雄しべは20本くらいある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の matsumurae は植物分類学者「松村任三さんの」という意味である。
種小名の yuparensis は「夕張岳の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Potentilla matsumurae var. yuparensis


★少しだけ仲間と違う葉をつけて
 高嶺が似合う夕張金梅




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