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霧島野刈安(キリシマノガリヤス)



霧島野刈安(キリシマノガリヤス)はイネ科ノガリヤス属の多年草である。
日本固有種である。
九州に分布し、火山性ガスの影響を受ける荒れ地や礫地に生える。
熊本県、宮崎県、鹿児島県で絶滅危惧種に指定されている。
また、伊豆七島にも分布する。
草丈は20~60センチくらいである。
葉は線形で、やや硬い。
開花時期は8~10月である。
茎先に疎らな円錘状の花穂を直立させる。
花の色は緑色で、熟すと淡い褐色になる。
「野刈安」は野に生える刈り取りやすい草ということで、「霧島」で見られるというのが和名の由来である。
ノガリヤスの仲間は変異が多く、種類も多い。
属名の Calamagrostis はギリシャ語の「calamos(アシ)+Agrostis(コヌカグサ属)」からきている。
種小名の autumnalis は「秋咲きの」という意味である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Calamagrostis autumnalis


★咲き場所はここと定めて育ちゆく
 荒れた土地にも負けることなく




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越谷星草(コシガヤホシクサ)



越谷星草(コシガヤホシクサ)はホシクサ科ホシクサ属の多年草である。
本州の関東地方(埼玉県と茨城県)に分布し、湿地に生えていた。
環境省のレッドリスト(2007)では、野生絶滅(EW) とされている。
現在、つくば植物園で野生に戻すための研究保全活動が環境省と共同で行われている。
茎は水中で30~40センチに伸びて水面に出る。
水面上に出る草丈は5~8センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
花茎には8~10の稜がある。
開花時期は9~10月である。
雄花と雌花がある。
花茎は直立し、先に花径6~7ミリの頭状花序をつける。
雄花は3枚の萼片が合体し、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は白い。
雌花も3枚の萼片が合体する。
花序のつけ根の部分には総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Eriocaulon はギリシャ語の「erion(軟毛)+caulos(茎)」からきている。基準となった種の花茎のつけ根の部分に軟毛があったことから名づけられた。
種小名の heleocharioides は「ハリイ属(Heleocharis)のような」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Eriocaulon heleocharioides


★野生では絶滅をした草の根と
 知れば労苦の深さいかほど




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ジャカランダ・ミモシフォリア



ジャカランダ・ミモシフォリアはノウゼンカズラ科キリモドキ属の常緑高木である。
原産地は南アメリカで、ボリビア、ブラジル、アルゼンチンなどに分布する。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
和名は桐擬き(キリモドキ)という。
移民した人々がつけた名だという。
別名を紫雲木(シウンボク)ともいう。
自生地では街路樹ともされる。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉は2回羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
自生地での開花時期は5~6月である。
乾期の終わりに開花する。
温帯では明確なサインがないため花つきが悪いそうだ。
撮影地では9~10月くらいに開花するという。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした筒状の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Jacaranda はブラジルでの呼び名からきている。
種小名の mimosifolia は「オジキソウ属(Mimosa)のような葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Jacaranda mimosifolia


★花房がぽつんと一つ桐擬き
 寒くはないか熱帯の花




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スキザンツス・カンディドス



スキザンツス・カンディドスはナス科スキザンツス属(コチョウソウ属)の一年草である。
属名の読み方は「シザンサス」とするものもある。
この属の原産地はチリだが、ヨーロッパで作出された園芸品種がシザンサスの名で流通している。
また、同属のスキザンツス・ピンナツス(Schizanthus pinnatus)に胡蝶草(コチョウソウ)の和名がある。
本種の原産地もチリで、標高500~2000メートルの山地の林の中に生える。
草丈は60~90センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は夏から秋である。
花径3~4センチの白い蝶形の花をつける。
花冠の先は細かく裂ける。
属名の Schizanthus はギリシャ語の「schizo(裂ける)+anthos(花)」からきている。
種小名の candidus は「純白の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Schizanthus candidus


★蘭の花思わすような咲き方に
 見とれてしまう世の中広い





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ハオルチア・リデリアナ



ハオルチア・リデリアナはユリ科ハオルチア属の常緑多年草である。
分類体系によってはアロエ科とされる。
属名の読み方には「ハワーシア」、「ハオルシア」などがある。
南アフリカのケープ地方に分布する多肉植物である。
草丈は20センチくらいである。
葉は三角形で地面にへばりつく。
開花時期は秋から冬である。
花茎を伸ばし、小さな筒状の花をつける。
花は白地に淡い茶色の縦縞が入るが、小さくて目立たない。
園芸名は寿宴殿や朝歌という。読み方ははっきりしない。
属名の Haworthia は18世紀から19世紀のイギリス人の植物学者「ハース(A. H. Haworth)さん」の名からきている。
種小名の ryderiana は20世紀のイギリス人の植物収集家「ライダー(E. F. Ryder)さんの」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Haworthia ryderiana


★地面から花茎伸ばしハオルチア
 微風に靡き揺らり揺ら揺ら










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