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越谷星草(コシガヤホシクサ)



越谷星草(コシガヤホシクサ)はホシクサ科ホシクサ属の多年草である。
本州の関東地方(埼玉県と茨城県)に分布し、湿地に生えていた。
環境省のレッドリスト(2007)では、野生絶滅(EW) とされている。
現在、つくば植物園で野生に戻すための研究保全活動が環境省と共同で行われている。
茎は水中で30~40センチに伸びて水面に出る。
水面上に出る草丈は5~8センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
花茎には8~10の稜がある。
開花時期は9~10月である。
雄花と雌花がある。
花茎は直立し、先に花径6~7ミリの頭状花序をつける。
雄花は3枚の萼片が合体し、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は白い。
雌花も3枚の萼片が合体する。
花序のつけ根の部分には総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Eriocaulon はギリシャ語の「erion(軟毛)+caulos(茎)」からきている。基準となった種の花茎のつけ根の部分に軟毛があったことから名づけられた。
種小名の heleocharioides は「ハリイ属(Heleocharis)のような」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Eriocaulon heleocharioides


★野生では絶滅をした草の根と
 知れば労苦の深さいかほど




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