マスデバリア・ヒーシー 冬の花 2012年02月02日 マスデバリア ヒーシーはラン科マスデバリア属の多年草である。品種名の読み方は「ヒーティー」や「へーシー」とするものもある。アンデス山脈原産のイグネア種(Masdevallia ignea)とビーチアナ種(Masdevallia veitchiana)との交配種である。草丈は20~40センチくらいである。葉はへら状である。開花時期は10~5月である。花の色は朱色である。上萼片には長い突起物がある。属名の Masdevallia はスペイン人の植物学者「マスデバル(J. Masdevall)さん」の名からきている。品種名の Heathii は「ヒース(Heath)さんの」という意味である。写真は2月に夢の島熱帯植物館で撮った。学名:Masdevallia 'Heathii'(=Masdevallia ignea x veitchiana)★鮮やかな色も眩しいヒーティーは 暖炉ように炎をあげて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
マホニア・ウインターサン 冬の花 2012年01月21日 マホニア・ウインターサンはメギ科ヒイラギナンテン属(マホニア属)の常緑低木である。中国原産のロマリフォリア種(Mahonia lomariifolia)と日本にも分布する柊南天(ヒイラギナンテン:Mahonia japonica)を交雑させたものがマホニア・メディアとして出回り、いくつかの園芸品種を産み出している。マホニア・ウインターサンもその1つである。特徴としては、柊南天(ヒイラギナンテン)よりも開花時期が早く、花穂が立って豪華である。樹高は1~3メートルである。葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。小葉は柊(ヒイラギ)に似て硬く、縁は棘状のぎざぎざ(鋸歯)となる。開花時期は1~2月である。鮮やかな黄色の花をぎっしりつける。花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。属名の Mahonia は19世紀のアメリカ人の植物学者「マクマホン(B. Mc. Mahon)さん」の名からきている。種小名の media は「中間の」という意味である。写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。実の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Mahonia x media 'Winter Sun'★冬の日にイエローの色和むよう ウインターサンは春待つ心植物図鑑花図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ブルボフィルム・ブルフォルディエンセ 冬の花 2012年01月20日 ブルボフィルム・ブルフォルディエンセはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の常緑多年草である。ニューギニア島に分布する着生種である。草丈は20センチくらいである。葉は披針形(笹の葉のような形)である。開花時期は冬から春である。花径が10センチくらいある暗い橙色の花をつける。唇弁は前に飛び出し、花弁は後ろに反り返る。属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。種小名の burfordiense は「バーフォード・ロッジ(Burford Lodge:トレヴァー・ローレンス卿の植物栽培園)の」という意味である。写真は12月につくば植物園で撮った。学名:Bulbophyllum burfordiense★ずっしりと頭を垂れて花つける ニューギニアには不思議の世界花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ホワイト・パウダーパフ 冬の花 2012年01月19日 ホワイト・パウダーパフ(white powederpuff)はマメ科ベニゴウカン属(カリアンドラ属)の常緑低木である。原産地はボリビアである。属名のカリンアンドラ(Calliandra)の名でも流通している。カリンアンドラは美しい雄しべを意味する。白く伸びているのは雄しべである。ホワイト・パウダーパフは英名である。赤花のものもあり、大紅合歓(オオベニゴウカン)と呼ばれる。こちらのほうの英名はレッド・パウダーパフ(red powederpuff)である。本種はその園芸品種である。樹高は2~3メートルである。葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。小葉の形は細長い卵形である。開花時期は12~3月くらいである。花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。属名の Calliandra はギリシャ語の「kallos (美しい) + andros ( 雄しべ)」からきている。種小名の haematocephala は「血の色をした頭状の部分のある」という意味である。品種名の Albiflora は「白い花の」という意味である。写真は1月に川口市立グリーンセンターで撮った。学名:Calliandra haematocephala 'Albiflora'★不思議なる花の形で人気呼ぶ カリンアンドラはボリビア育ち花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ハケア・セリケア 冬の花 2012年01月15日 ハケア・セリケアはヤマモガシ科ハケア属の常緑低木である。原産地はオーストラリアの東部である。樹高は1~3メートルくらいである。よく枝分かれをする。葉は長さが6ランチくらいあり、棘のようで先が鋭く尖る。そのため原産地では垣根として利用されている。開花時期は冬から春である。 花の色は白ないし桃色である。花には香りがある。花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。この実は山火事になると弾けて種を保存するという。属名の Hakea はドイツ人の植物学者「ハケ(C. L. Hake)さん」の名からきている。種小名の sericea は「絹糸状の」という意味である。下の写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った園芸品種のピンクフォーム(Pink Form)である。学名:Hakea sericea★怖ろしい棘の隙間に花咲かす ハケア・セリケア不思議の世界花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|