芽キャベツ(メキャベツ) 果実・野菜 2012年02月14日 芽キャベツ(メキャベツ)はアブラナ科アブラナ属の一年草である。原産地はベルギーである。日本へは明治時代の初期に渡来した。分類上は、キャベツと変種同士とされている。別名を子持ち甘藍(コモチカンラン)という。甘藍(カンラン)はキャベツの別名である。草丈は30~90センチくらいである。茎の中ほどから上部の葉の脇に芽がつく。その芽が、直径2~4センチのキャベツ状に結球する。ビタミンCを多く含み、食材とされる。花を見ることは少ないが、株を放置すると、花茎が伸びて菜の花が咲く。属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。変種名の gemmifera は「むかごのある」という意味である。写真は1月に千葉市花の美術館で撮った。学名:Brassica oleracea var. gemmifera★野菜にもいろんなタイプあるんだね これは芽キャベツ味はどうかな花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
マーコット 果実・野菜 2012年01月27日 マーコット(Murcott tangor)はミカン科ミカン属の常緑低木である。アメリカで育成されたミカン類とオレンジ類の交雑種(=tangor)である。tangor(タンゴール)というのは tangerine(ミカン)の tang と orange(オレンジ)の or とを組み合わせたものである。マーコットの名称はフロリダの苗木農家であるマーコット・スミスさんの名からきている。アメリカ、ブラジルなどで栽培されている。国内でも栽培されるが、亜熱帯以外の地域ではハウス栽培である。樹高は3メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は7~8月である。花は白い5弁花である。果期は1~4月くらいである。大きさは温州みかんぐらいである。果皮は赤みが強く、薄いがやや固い。果汁が多く、甘味が強い。属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。種小名の reticulata は「網状の」という意味である。種小名の sinensis は「中国の」という意味である。写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。学名:Citrus reticulata x sinensis 'honey Murcott'★アメリカで生まれたみかんの仲間だよ どんな味かな食べてみたいな花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
マンゴー 果実・野菜 2012年01月22日 マンゴーはウルシ科マンゴー属の常緑高木である。原産地はインドの北部からインドシナ半島周辺と考えられている。インドでは4000年以上前から栽培され、仏典にもその名が記されている。日本へは明治時代に渡来した。現在では、南九州や沖縄などで栽培されている。樹高は10~30メートルくらいである。樹皮は暗い灰色をしている。葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。葉には艶があり、表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色である。開花時期は2~5月くらいである。枝先に複数の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄白色の小さな花をたくさんつける。開花後には強烈な腐敗臭を放つ。受粉昆虫であるハエを呼び寄せるためである。花の後にできる実は楕円形である。果皮の色は変異に富む。果肉の色は黄色ないしオレンジ色で多汁である。未熟果は酸味が強いが、完熟すると甘みが増す。生食用とするほか、ジュース、缶詰、ドライフルーツなどにも加工される。属名の Mangifera はインドでの現地語(Mangas)+ラテン語のfera(野生の)からきている。種小名の indica は「インドの」という意味である。写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。実の写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。3枚目は4月に咲くやこの花館で撮った。学名:Mangifera indica★すぐそばでマンゴーの花写せたよ 小さいけれどこれが実になる花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
カリフラワー 果実・野菜 2012年01月02日 カリフラワー(cauliflower)はアブラナ科アブラナ属の一年草ないし越年草である。原産地は地中海沿岸地方である。キャベツ(Cabbage)の変種で、ブロッコリー(Broccoli)の突然変異といわれる。カリフラワーとして単独栽培をされるようになったのは19世紀のことである。日本へは明治初年にアメリカから渡来した。1960年代に急速に普及したが、今はブロッコリーに押されている。和名は花野菜(ハナヤサイ)である。花甘藍(ハナカンラン)という別名もある。甘藍(カンラン)というのはキャベツのことである。葉は長めの楕円形で、切れ込みはない。葉の色は淡い緑色から濃い緑色である。茎が成長してへら形の外葉が大きくなると、茎先に未発達の蕾の集合体ができる。食用にするのはこの部分である。蕾を収穫しないでおくと、油菜(アブラナ)に似た黄色い花を咲かせる。属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。種小名の oleracea は「食用蔬菜の」という意味である。変種名の botrytis は「房状の」という意味である。写真は1月に千葉市花の美術館で撮った。上の写真はスノークラウン、下の写真はスーパーバイオレットという栽培品種である。学名:Brassica oleracea var. botrytis★茂り咲く淡い黄色の花姿 満更でなく頷き眺め花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
ネーブル 果実・野菜 2011年12月30日 ネーブル(navel)はミカン科ミカン属の常緑低木である。原産地はインドのアッサム地方である。中国を経てリスボンに伝わり、そこから世界中に伝播した。別名をネーブルオレンジ、甘橙(アマダイダイ)とも言う。樹高は1~2メートルである。葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は5~6月である。白い5弁花である。実は柑果(多心皮性の液果)で、頂部にへそ(ネーブル)があるのが特徴である。多汁で甘味が強い。ポルトガルからブラジルに伝わったものの中から、へそがあって種がない枝変わりが生まれ、それがワシントンにある合衆国農務省の温室で増殖された。これをワシントンネーブルといい、日本での流通の中心となっている。属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。種小名の sinensis は「中国の」という意味である。変種名の brasiliensis は「ブラジルの」という意味である。写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。学名:Citrus sinensis var. brasiliensis★ネーブルの味の記憶をたどりつつ 手にとってみる冬の日の午後花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|