伊勢大白(イセタイハク) 春の花 2014年04月01日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。伊勢大白(イセタイハク)もその園芸品種の1つである。三重県の民家で栽培された品種である。1961年に佐藤稔さんによって発表された。樹高は1~3メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は3~4月である。八重・蓮華咲きの大輪(花径10~12センチ)で、花の色は白い。筒しべで、時に旗弁となる。「大白」は大きな杯を意味する言葉である。属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(G. J. Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は3月に京都府立植物園で撮った。学名:Camellia japonica 'Ise-taihaku'★ここに咲く椿が見せる存在感 肌に感じつ小路歩んで花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
天の川(アマノガワ) 春の花 2014年03月31日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。天の川(アマノガワ)もその園芸品種の1つである。江戸古典種である。1859年発行の「椿伊呂波名寄色附」にその名が記載されている。樹高は1~3メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。開花時期は3~4月である。八重・蓮華咲きの大輪(花径10~12センチ)で、花の色は白い。属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(G. J. Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は3月に小石川植物園で撮った。学名:Camellia japonica 'Amanogawa'★何ゆえについた名前か天の川 不思議感じつ花を見つめて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
品字梅(ヒンジバイ) 春の花 2014年03月30日 梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。中国原産で、日本へは古代に渡来した。品字梅(ヒンジバイ)はその栽培品種の1つである。花座論(ハナザロン)や八房(ヤツブサ)の別名がある。樹高は3メートルから6メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は2月から3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系・野梅性の八重咲きの中輪(20から25ミリ)である。紅白に咲き分け、絞りのものもある。花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。雌しべが数本あり、実が数個固まってつくのが特徴である。その様子が「品」の字に似ているということから名づけられた。実梅ともされる。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の mume は「梅」のことである。写真は3月に水戸市の旧弘道館で撮った。学名:Prunus mume 'Hinjibai'★面白い姿喩えて数々の 名を残したる品字梅咲く花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
柳川枝垂(ヤナガワシダレ) 春の花 2014年03月29日 梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。中国原産で、日本へは古代に渡来した。柳川枝垂(ヤナガワシダレ)はその栽培品種の1つである。樹高は3メートルから6メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は2月から3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系・野梅性の淡い桃色の一重咲きの中輪(花径20から25ミリ)である。蕾は濃い紅色の萼に包まれているが、開花すると萼は反り返り淡い桃色の花弁が現れる。水戸の6名木の1つとされている。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の mume は「梅」のことである。写真は3月に水戸市の旧弘道館で撮った。学名:Prunus mume 'Yanagawashidare'★さっぱりと咲いた姿は自然だね 派手ではないが水戸の好みか花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
白牡丹(ハクボタン) 春の花 2014年03月28日 梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。中国原産で、日本へは古代に渡来した。白牡丹(ハクボタン)はその栽培品種の1つである。樹高は3メートルから6メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月から4月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。豊後系・豊後性の白い八重咲きの大輪(花径30から40ミリ)である。萼は紅茶色をしている。蕾は淡い桃色で開花につれて白くなる「移り白」である。花弁の縁は小さく波打つ。名の由来は、花の姿を牡丹にたとえたものである。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の mume は「梅」のことである。写真は3月に水戸市の弘道館で撮った。撮影地のものは一重咲きのように見えるがどうなのだろう。機会があれば尋ねてみたい。学名:Prunus mume 'Hakubotan'★大きくて見栄えよろしき大輪の 白牡丹咲く弘道館に花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|