忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

十和田葦(トワダアシ)



十和田葦(トワダアシ)はイネ科クサヨシ属(ファラリス属)の多年草である。
ファラリス属は数種が世界に分布する。
日本にも草葦(クサヨシ)が分布し、属名の和名をクサヨシ属という。
本種は草蘆(クサヨシ)の園芸品種である。
鑑賞目的に品種改良されたものである。
草蘆(クサヨシ)は日本各地を始めとして北半球の温帯地方を中心に広く分布する。
本種の草丈は70センチから150センチくらいである。
地下茎を伸ばして広がる。
葉は線形で、白い縦縞斑と淡い紅色を帯びた縦縞斑が入り、トリカラーとなる。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に円柱状の細い花穂が開く。
属名の Phalaris は草の1種のギリシャ古名からきている。
種小名の arundinacea は「葦に似た」という意味である。
園芸品種名の Tricolor は「3色の」という意味である。
写真は7月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Phalaris arundinacea 'Tricolor'

★細い葉が色とりどりに着飾って
 地面を覆う不思議な姿



花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





PR

姫ヒマラヤ忍冬(ヒメヒマラヤニンドウ)



姫ヒマラヤ忍冬(ヒメヒマラヤニンドウ)はスイカズラ科レスケステリア属の常緑低木である。
レスケステリア属は中国南西部からヒマラヤにかけて6種くらいが分布する。
本種の原産地は中国の四川省、貴州省、雲南省、チベットの東部、ヒマラヤ、ミャンマーなどで、標高1600メートルから3500メートルの草地や山の斜面、林の中などに生える。
中国名は狹萼鬼吹簫(きょうがくきすいしょう)という。
分布する地域は基本種のレイケステリア・フォルモサと重なる。
基本種は英名をヒマラヤン・ハニーサックル(Himalayan honysuckle)という。
ハニーサックルはヨーロッパなどに分布し和名を匂い忍冬(ニオイニンドウ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から6月である。
花冠は漏斗状で先が5つに裂け、数輪ずつ花をつける。
花序には傘のような苞がつく。
花の色は白く、咲き進むと紅色を帯びる。
花には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紅紫色から黒に熟する。
中国では全株が薬用とされる。
属名の Leycesteria の由来はまだ調べられていない。
種小名の formosa は「美しい」という意味である。
変種名の stenosepala は「幅の狭い萼片の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Leycesteria formosa var. stenosepala

★日本ではあまり知られぬ木の花も
 ここではあれこれ観察できて




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





筑紫油萱(ツクシアブラガヤ)



筑紫油萱(ツクシアブラガヤ)はカヤツリグサ科ホタルイ属(スキルプス属)の多年草である。
スキルプス属は世界に120種くらいが分布する。
日本にも蛍藺(ホタルイ)などが分布し、属名の和名をホタルイ属という。
本種は日本固有種である。
九州の熊本県、鹿児島県に分布し、丘陵地や山地の渓流沿いなどに稀に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
基本種のスキルプス・ロストホルニーは中国の四川省、雲南省などに分布する。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎の断面は角のはっきりしない三角形である。
根際から生える葉は幅が6ミリから8ミリくらいの線形である。
開花時期は5月から6月である。
花序は褐色の小穂が2つから5つずつ集まる。
秋に赤褐色に熟し、小さなそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)をつける。
属名の Scirpus はイグサかそれに似た植物のラテン名を転用したものである。
種小名の rosthornii はオーストリアの外交官で植物採集家だった「ロストホルン(Arthur von Rosthorn, 1862-1945)さんの」という意味である。
変種名の kiushuensis は「九州の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Scirpus rosthornii var. kiushuensis

★とりあえず撮っておこうか油萱
 違いを知るは後に譲って



花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





カリカルパ・カタヤナ



カリカルパ・カタヤナはクマツヅラ科ムラサキシキブ属(カリカルパ属)の落葉低木である。
分類体系によっては(APGIII)シソ科とされる。
カリカルパ属は世界に130種以上が分布する。
日本にも紫式部(ムラサキシキブ)などが分布し、属名の和名はムラサキシキブ属という。
本種は中国の南部や南西部などに(安徽、福建、広東、広西、河南、湖北、江蘇、江西、雲南、浙江)分布し、標高1200メートルまでの林の中や山の斜面などに生える。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は淡い緑色で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で先が4つに裂けて平らに開く。
雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出る。
結実期は8月から9月である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、きれいな紅紫色に熟する。
紫式部(ムラサキシキブ)と似ているがやや大形である。
属名の Callicarpa はギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」からきている。実が美しく熟すからことから名づけられたものである。
種小名の cathayana は「支那(中国)の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Callicarpa cathayana

★清らかに花を開けば愛らしく
 紫式部の姿そのまま



花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







ソレイユ・ドール



ソレイユ・ドールはバラ科バラ属の落葉低木である。
オールドローズ(Old Rose:O)のハイブリッド・フェティダ系(Hybrid Foetida:HFt)と呼ばれるものの1つで、一季咲きの中輪である。
ハイブリッド・フェティダ系というのはロサ・フェティダ(Rosa foetida)が交配にかかわっている品種群で、黄バラの祖と言われている。
本種は1900年にフランスの育種家ペルネ・ドウシェ(Joseph Pernet-Ducher, 1859-1928)によって作出された。
樹高は120センチから180センチくらいである。
樹形は半つる性である。
開花時期は5月から6月である。
花は黄橙色の中輪で、カップ咲きの八重である。
花弁数は35枚から40枚、花径は8センチから10センチである。
花の香りは中香で、青リンゴのような香りがある。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
園芸品種名の Soleil d'Or はフランス語で「黄金の太陽」の意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa 'Soleil d'Or'

★なるほどね黄薔薇のもとがここにある
 オールドローズに歩みを学んで



薔薇図鑑
花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析