カリカルパ・カタヤナ 夏の花 2015年06月08日 カリカルパ・カタヤナはクマツヅラ科ムラサキシキブ属(カリカルパ属)の落葉低木である。分類体系によっては(APGIII)シソ科とされる。カリカルパ属は世界に130種以上が分布する。日本にも紫式部(ムラサキシキブ)などが分布し、属名の和名はムラサキシキブ属という。本種は中国の南部や南西部などに(安徽、福建、広東、広西、河南、湖北、江蘇、江西、雲南、浙江)分布し、標高1200メートルまでの林の中や山の斜面などに生える。樹高は1メートルから3メートルくらいである。葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の色は淡い緑色で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は6月から7月である。葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。花冠は筒状で先が4つに裂けて平らに開く。雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出る。結実期は8月から9月である。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、きれいな紅紫色に熟する。紫式部(ムラサキシキブ)と似ているがやや大形である。属名の Callicarpa はギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」からきている。実が美しく熟すからことから名づけられたものである。種小名の cathayana は「支那(中国)の」という意味である。写真は6月に小石川植物園で撮った。学名:Callicarpa cathayana★清らかに花を開けば愛らしく 紫式部の姿そのまま花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%A4%E3%83%8A" /> -->