筑紫油萱(ツクシアブラガヤ) 夏の花 2015年06月15日 筑紫油萱(ツクシアブラガヤ)はカヤツリグサ科ホタルイ属(スキルプス属)の多年草である。スキルプス属は世界に120種くらいが分布する。日本にも蛍藺(ホタルイ)などが分布し、属名の和名をホタルイ属という。本種は日本固有種である。九州の熊本県、鹿児島県に分布し、丘陵地や山地の渓流沿いなどに稀に生える。環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。基本種のスキルプス・ロストホルニーは中国の四川省、雲南省などに分布する。草丈は60センチから100センチくらいである。茎の断面は角のはっきりしない三角形である。根際から生える葉は幅が6ミリから8ミリくらいの線形である。開花時期は5月から6月である。花序は褐色の小穂が2つから5つずつ集まる。秋に赤褐色に熟し、小さなそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)をつける。属名の Scirpus はイグサかそれに似た植物のラテン名を転用したものである。種小名の rosthornii はオーストリアの外交官で植物採集家だった「ロストホルン(Arthur von Rosthorn, 1862-1945)さんの」という意味である。変種名の kiushuensis は「九州の」という意味である。写真は5月につくば植物園で撮った。学名:Scirpus rosthornii var. kiushuensis★とりあえず撮っておこうか油萱 違いを知るは後に譲って花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%AD%91%E7%B4%AB%E6%B2%B9%E8%90%B1%EF%BC%88%E3%83%84%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%A4%EF%BC%89" /> -->