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姫ヒマラヤ忍冬(ヒメヒマラヤニンドウ)



姫ヒマラヤ忍冬(ヒメヒマラヤニンドウ)はスイカズラ科レスケステリア属の常緑低木である。
レスケステリア属は中国南西部からヒマラヤにかけて6種くらいが分布する。
本種の原産地は中国の四川省、貴州省、雲南省、チベットの東部、ヒマラヤ、ミャンマーなどで、標高1600メートルから3500メートルの草地や山の斜面、林の中などに生える。
中国名は狹萼鬼吹簫(きょうがくきすいしょう)という。
分布する地域は基本種のレイケステリア・フォルモサと重なる。
基本種は英名をヒマラヤン・ハニーサックル(Himalayan honysuckle)という。
ハニーサックルはヨーロッパなどに分布し和名を匂い忍冬(ニオイニンドウ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から6月である。
花冠は漏斗状で先が5つに裂け、数輪ずつ花をつける。
花序には傘のような苞がつく。
花の色は白く、咲き進むと紅色を帯びる。
花には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紅紫色から黒に熟する。
中国では全株が薬用とされる。
属名の Leycesteria の由来はまだ調べられていない。
種小名の formosa は「美しい」という意味である。
変種名の stenosepala は「幅の狭い萼片の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Leycesteria formosa var. stenosepala

★日本ではあまり知られぬ木の花も
 ここではあれこれ観察できて




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