黄金梅(オウゴンバイ) 春の花 2016年01月23日 梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。中国原産で、日本へは古代に渡来した。黄金梅(オウゴンバイ)はその栽培品種の1つである。(梅図鑑参照)原産地は秩父地方だが、青梅で命名されたという。樹高は3メートルから6メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は1月から3月である。早咲きの品種である。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系・野梅性の白い一重咲きの小輪(15から20ミリ)である。開花時は黄味を帯び、後に白くなる。また、雌しべが長くて目立つので、花が黄味を増して見える。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の mume は「梅」のことである。写真は3月に墨田区文花の香取神社香梅園で撮った。学名:Prunus mume 'Ogonbai'★素晴らしい名前もらった黄金梅 花は地味でも胸張るように花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
姫千鳥(ヒメチドリ) 春の花 2016年01月22日 梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。中国原産で、日本へは古代に渡来した。姫千鳥(ヒメチドリ)はその栽培品種の1つである。(梅図鑑参照)矮性品種で樹高は低い。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は1月から3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。紅梅系・緋梅性の明るい紅色をした一重咲きの小輪(15から20ミリ)である。紅千鳥(ベニチドリ)という品種は雄しべの一部が花弁化するが、本種は花弁化しない。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の mume は「梅」のことである。写真は3月に墨田区文花の香取神社香梅園で撮った。学名:Prunus mume 'Himechidori'★小振りでもしっかりとした花咲かす 千鳥飛び交う景色と見たか花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
酔心梅(スイシンバイ) 春の花 2016年01月17日 梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。中国原産で、日本へは古代に渡来した。酔心梅(スイシンバイ)はその栽培品種の1つである。(梅図鑑参照)原産地は秩父地方だが、青梅で命名されたという。樹高は3メートルから6メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は1月から3月である。葉の展開に先立って花を咲かせる。野梅系・野梅性の淡い紅色をした八重咲きの中輪(20から25ミリ)である。鮮やかな裏紅(花弁の裏側が紅色、表側が淡い色になる)で、抱え咲きをする。実つきもよい。属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。種小名の mume は「梅」のことである。写真は3月に墨田区文花の香取神社香梅園で撮った。学名:Prunus mume 'Suishinbai'★髭伸ばしいかにも梅を思わせる 咲いた姿に酔うが心地で花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
白満天星 (シロドウダン) 春の花 2015年05月24日 白満天星 (シロドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属(エンキアンツス属)の落葉低木である。エンキアンツス属はアジアに10数種が分布する。日本にも満天星躑躅 (ドウダンツツジ)などが分布し、属名の和名をドウダンツツジ属という。本種は日本固有種である。本州の関東地方から四国、九州にかけて分布し、山地の岩の上などに生える。樹高は1メートルから3メートルくらいである。樹皮は淡い褐色で滑らかである。葉は楕円形で、枝先に輪生状に集まって互い違いに生える(互生)。葉の先は鈍く尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は4月から5月である。枝先に壷形の花を数輪下垂して咲かせる。花の色は白いが、緑白色のものや紅色が交じるものもある。花の長さは7、8ミリで、花冠の先は浅く5つに裂け、更に不揃いに細かく裂ける。雄しべは10本である。雌しべは花冠から少し突き出る。花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。秋には紅葉をする。近縁種に紅満天星 (ベニドウダン)がある。属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。種小名と品種名の cernuus は「前屈みの」という意味である。写真は5月に長崎県の雲仙地獄で撮った。撮影地のものは国の天然記念物に指定されている。学名:Enkianthus cernuus f. cernuus★不規則に裂けた花びら繊細で 一味違う味わい見せて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
唐樒(トウシキミ) 春の花 2015年05月17日 唐樒(トウシキミ)はシキミ科シキミ属(イリキウム属)の常緑高木である。分類体系によっては(APGIII)マツブサ科とされる。イリキウム属は東アジアや北アメリカに40種くらいが分布する。日本にも樒(シキミ)などが分布し、属名の和名をシキミ属という。本種の原産地は、中国の広西チワン族自治区やベトナムの北部である。また、中国の南部やベトナム、インドなどで商品栽培されている。別名を、大茴香(ダイウイキョウ)や八角(ハッカク)という。英名はスターアニス(star anise)である。古くから中華料理の香辛料として用いられてきた。また、生薬名を大茴香(だいういきょう)といい、健胃薬、鎮痛薬としても利用される。最近では、インフルエンザの治療薬タミフルの原料として脚光を浴びている。樹高は10メートルから15メートルくらいである。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月から5月で、秋にも花を咲かせる。花は球形の両性花である。花の色は黄白色、赤、濃い紅色などがある。花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、6個から8個が放射状につく集合果である。実の形が有毒な樒(シキミ)と紛らわしいため誤食事故が起きている。属名の Illicium はラテン語の「illicio(誘惑する)」からきている。植物体に芳香があることから名づけられた。種小名の verum は「純正の」という意味である。写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。学名:Illicium verum★なるほどねこれがいわゆる唐樒 欠かせぬ味を中華に添えて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|