黄覆輪弁天(キフクリンベンテン) 春の花 2016年02月29日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。黄覆輪弁天(キフクリンベンテン)もその園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)江戸古典種である。1859年刊行の糀屋亀五郎編纂「椿伊呂波名寄色附」に記載されている。ユキツバキ系で横張り性である。樹高は2メートルから4メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。変わり葉椿といわれるものの1つで、葉に不定形の黄覆輪が入る。なお、葉に不定形の覆輪斑が入ったものを弁天葉という。開花時期は3月から4月である。花径6センチから8センチくらいの桃紅色をした一重喇叭咲きの小輪ないし中輪をつける。花弁の中ほどから外側へ反るのが特徴である。雄しべは筒しべである。属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は4月に富山県中央植物園で撮った。学名:Camellia japonica 'Kifukuin-benten'★変わり葉も古典の世界の面白さ 風雅楽しむ江戸の世思い花図鑑植物図鑑ミラーサイト|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR
アンセリア・アフリカーナ 春の花 2016年02月25日 アンセリア・アフリカーナはラン科アンセリア属の多年草である。アンセリア属は1属1種で、アフリカに広く分布する着生種である。花に豹のような柄が入り、レオパード・オーキッド(leopard orchid)の英名がある。草丈は20センチから100センチくらいである。葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。開花時期は冬から春である。花径は6センチくらいである。花の色は黄色で、紅紫色の斑点が入る。属名の Ansellia はイギリス人のコレクター「アンセル(John Ansell, ?-1852)さん」の名からきている。種小名の africana は「アフリカの」という意味である。写真は2月に川口市立グリーンセンターで撮った。学名:Ansellia africana★地味だけどよくよく見れば華やかな 豹柄の花アフリカ生まれ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
黒椿(クロツバキ) 春の花 2016年02月24日 藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。本州の青森県から沖縄にかけて分布する。一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。黒椿(クロツバキ)もその園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)江戸古典種である。1829年刊行の水野忠暁編纂「草木錦葉集(そうもくきんようしゅう)」に記載されている。樹高は2メートルから4メートルである。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。遅い春咲きで、開花時期は3月から4月である。花径8センチくらいの暗い紅色をした八重咲きの中輪をつける。雄しべは筒しべである。属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。種小名の japonica は「日本の」という意味である。写真は4月に富山県中央植物園で撮った。学名:Camellia japonica 'Kuro-tsubaki'★江戸の世に花を開いた黒椿 伏した姿に赴き見せて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
京舞妓(キョウマイコ) 春の花 2016年02月23日 桃(モモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。原産地は中国の北部である。日本へも縄文時代には渡来したと考えられており、果実や花木に広く栽培されてきた。観賞用に使う品種は花桃(ハナモモ)といい、江戸時代から改良が進められた。(桃図鑑参照)京舞妓(キョウマイコ)もそうした花桃(ハナモモ)の1つで、八重咲きの紅花品種である。樹高は5メートルから7メートルくらいである。樹形には立性である。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は3月から4月である。葉の展開の後に花を咲かせる。花径は4センチくらいである。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。ペルシャ経由でヨーロッパに伝わったことからきている。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Prunus persica 'Kyomaiko'★花桃の仲間の緩い枠組みに それもいいなと納得しつつ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
寒白(カンパク) 春の花 2016年02月11日 桃(モモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。原産地は中国の北部である。日本へも縄文時代には渡来したと考えられており、果実や花木に広く栽培されてきた。観賞用に使う品種は花桃(ハナモモ)といい、江戸時代から改良が進められた。寒白(カンパク)もその1つで、漢字では「関白」とも書く。八重咲きの白花品種である。樹高は5メートルから7メートルくらいである。樹形には立性である。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。開花時期は2月から4月である。葉の展開の後に花を咲かせる。花径は4センチくらいである。花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。ペルシャ経由でヨーロッパに伝わったことからきている。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Prunus persica 'Kanpaku'★照れくさく斜めから見る桃の花 女人の里に春の訪れ花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|