白満天星 (シロドウダン) 春の花 2015年05月24日 白満天星 (シロドウダン)はツツジ科ドウダンツツジ属(エンキアンツス属)の落葉低木である。エンキアンツス属はアジアに10数種が分布する。日本にも満天星躑躅 (ドウダンツツジ)などが分布し、属名の和名をドウダンツツジ属という。本種は日本固有種である。本州の関東地方から四国、九州にかけて分布し、山地の岩の上などに生える。樹高は1メートルから3メートルくらいである。樹皮は淡い褐色で滑らかである。葉は楕円形で、枝先に輪生状に集まって互い違いに生える(互生)。葉の先は鈍く尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。開花時期は4月から5月である。枝先に壷形の花を数輪下垂して咲かせる。花の色は白いが、緑白色のものや紅色が交じるものもある。花の長さは7、8ミリで、花冠の先は浅く5つに裂け、更に不揃いに細かく裂ける。雄しべは10本である。雌しべは花冠から少し突き出る。花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。秋には紅葉をする。近縁種に紅満天星 (ベニドウダン)がある。属名の Enkianthus はギリシャ語の「enkyos(妊娠する)+anthos(花)」からきている。膨らんだ花の形からつけられた名である。種小名と品種名の cernuus は「前屈みの」という意味である。写真は5月に長崎県の雲仙地獄で撮った。撮影地のものは国の天然記念物に指定されている。学名:Enkianthus cernuus f. cernuus★不規則に裂けた花びら繊細で 一味違う味わい見せて花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E7%99%BD%E6%BA%80%E5%A4%A9%E6%98%9F%20%EF%BC%88%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%80%E3%83%B3%EF%BC%89" /> -->