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突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)

突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)

突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)はスイカズラ科スイカズラ属の常緑蔓性低木である。
原産地は北アメリカで、合衆国の東部や南部に分布する。
蔓の長さはは3~5メートルくらいになる。
葉は卵状の長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
特に花のすぐ下につく葉は、2枚のつけ根がくっついて1枚の長い楕円形になる。
開花時期は4~8月である。
枝先に赤いラッパのような紅色の花を円心状に咲かせる。
開花直後は花びらの内側は黄赤色をしているが、やがて外側と同じ紅色に変わる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
和名の由来は、葉を貫いて花柄が出ているように見える形からきている。
なお、「忍冬」というのは吸葛(スイカズラ)のことである。
英名をトランペット・ハニーサックル(trumpet honeysuckle)という。
ハニーサックルは吸葛(スイカズラ)のことである。
属名の Lonicera はドイツの採集家「ロニツァーさん(A. Lonitzer)」の名からきている。
種小名の sempervirens は「常緑の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Lonicera sempervirens


★面白い形の花が好きならば
 植えてごらんよ突抜忍冬


突抜忍冬(ツキヌキニンドウ)

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びらんじ(ビランジ)

びらんじ(ビランジ)

びらんじ(ビランジ)はナデシコ科マンテマ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地から高山にかけての岩場などに生える。
草丈は10~30センチくらいである。
茎の上部や萼筒には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~9月くらいである。
茎先に淡い紅色の花を数輪つける。
花径は2~3センチくらいである。
花弁は5枚で、花弁の先は浅く2つに裂けている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
変種名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Silene keiskei var. minor


★訪れる人もまばらな岩場には
 びらんじの花姿やさしく


びらんじ(ビランジ)

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難波茨(ナニワイバラ)

難波茨(ナニワイバラ)

難波茨(ナニワイバラ)はバラ科バラ属の半常緑蔓性低木である。
原産地は中国の南部と台湾である。
日本へは江戸時代に難波商人によって持ち込まれて販売された。
それが名の由来でもある。
近畿地方から九州にかけて、逸出したものが野生化して自生している。
樹高は1~2メートルである。
蔓は長く伸びれば10メートルにも達する。
蔓には鋭い棘がある。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は長さが2~4センチくらいの楕円形で、光沢がある。
開花時期は5~6月である。
香りのよい大きな白い花を咲かせる。
花径7~8センチの5弁花で、真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤橙色に熟する。
実は生薬で金桜子(きんおうし)といい、止瀉、縮尿などの薬効がある。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の laevigata は「無毛で滑らかな」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rosa laevigata


★清楚なる野生の薔薇の美しさ
 今に伝える難波茨は


難波茨(ナニワイバラ)

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庚申薔薇(コウシンバラ)

庚申薔薇(コウシンバラ)

庚申薔薇(コウシンバラ)はバラ科バラ属の常緑低木である。
原産地は中国の四川省、雲南省である。
日本でも江戸時代以前に渡来して栽培され、多くの園芸品種がある。
基本種は一重咲きである。
学名からロサ・キネンシスないしロサ・シネンシスとも呼ばれる。
和名の由来は庚申月(つまり隔月)に咲くということからきており、四季咲き性がある。
樹高は1~2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉にはやや艶があり、裏面は白っぽい。
開花時期は5~11月くらいである。
枝先に1輪ずつ花をつける。
花径は5~7センチくらいで、花弁は5枚である。
八重咲きのものもある。
花の色は紅紫色から桃色で、色には濃淡がある。
萼片は5枚である。
雄しべはたくさんあり、葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色い。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、熟すと赤くなる。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rosa chinensis


★花びらを重ねる薔薇もいいけれど
 原種の渋さ一際目立ち


庚申薔薇(コウシンバラ)

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マダガスカルジャスミン

マダガスカルジャスミン

マダガスカルジャスミン(Madagascar jasmine)はガガイモ科シタキソウ属の常緑蔓性多年草である。
ジャスミンの名がつくがジャスミンの仲間とは異なる。
こうした命名法は英名ではよく見られるので注意が必要である。
原産地はマダガスカル島である。
蔓性で草丈は5メートルくらいまで伸びる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は5~9月くらいである。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い筒状の花をつける。
花冠の先は5つに裂ける。
花にはジャスミンのような香りがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名からきたステファノティスの名でも流通している。
属名の Stephanotis はギリシャ語の「stepan(冠)+otis(耳)」からきている。雄しべが変形した副冠が耳状になることから名づけられた。
種小名の floribunda は「花の多い」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Stephanotis floribunda


★爽やかな香り漂う白花に
 思わず知らず笑みの浮かんで


マダガスカルジャスミン

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