忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

春鬱金(ハルウコン)



春鬱金(ハルウコン)はショウガ科ウコン属(クルクマ属)の多年草である。
ウコン属は世界に80種くらいが分布する。
本種の原産地は熱帯アジアである。
インド、東南アジア、中国南部などで栽培されている。
標準和名は中国名からきた姜黄(キョウオウ)という。
日本では沖縄で栽培されている。
健康茶のサンピン茶の原料は本種である。
草丈は50センチくらいである。
葉は幅が広くて大きな楕円形である。
開花時期は4~6月である。
花のように見えるのは苞で、白に淡い紅色のぼかしが入る。
花は小さく紫色をしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
根茎は生薬で姜黄(きょうおう)といい、利胆薬、健胃薬とされる。
また、黄色染料ともされる。
花言葉は「乙女の香り」である。
属名の Curcuma はアラビア語の「kurkum(黄色)」からきている。根茎から黄色の色素を得ることから名づけられた。
種小名の aromatica は「芳香のある」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Curcuma aromatica

★さっぱりと咲くのが好きと春鬱金
 ほんのり染まる目立たぬように




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








PR

カナリーバード



カナリーバード(Canary Bird)はバラ科バラ属の常緑低木である。
1907年にイギリスで作出された園芸品種である。
ロサ・クサンティナ(Rosa xanthina)とロサ・ユゴニス(Rosa hugonis)を交配させたものと推定されている。
いずれも中国原産で、花の色は淡い黄色である。
樹高は150~250センチくらいである。
樹形は半蔓性である。
葉は細長い楕円形からなる奇数羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
長い枝先は垂れる。
開花時期は4~6月くらいで、一期咲きである。
花の色は鮮やかな黄色である。
花径は5センチくらいの一重咲きで、垂れ下がる枝にびっしりと花をつける。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の xanthina は「黄色の」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Rosa xanthina 'Canary Bird'

★鮮やかな黄色い薔薇が目を奪う
 枝垂れた枝は花いっぱいに




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







西洋耳菜草(セイヨウミミナグサ)



西洋耳菜草(セイヨウミミナグサ)はナデシコ科ミミナグサ属の多年草である。
ミミナグサ属は世界に100種くらいが分布する。
本種の原産地はヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカなどである。
日本でも戦後に野生化し、北海道各地と神奈川県に分布している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
英名はマウスイヤー・チックウィード(mouse-ear chickweed)である。
チックウィードは「ハコベ」のことである。
マウスイヤーは白い毛に覆われた葉を「二十日鼠の耳」に例えたもので、日本の「耳菜草」の由来も同様である。
草丈は10~30センチくらいである。
地面を這ってマット状に広がる。
葉は細長い線形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉は白い細かい毛に覆われている。
開花時期は4~7月である。
花径2センチくらいの白い5弁花をびっしりと咲かせる。
花びらの先は2つに裂けており、真ん中に灰色の筋がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cerastium はギリシャ語の「cerastes(つの状の)」からきている。細長くて曲がったさく果の形から名づけられた。
種小名の arvense は「原野に生える」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Cerastium arvense

★びっしりと埋もれるほどに大輪を
 開けばそこは夢の花園




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








笠萓(カサスゲ)



笠萓(カサスゲ)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、水辺や湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
草丈は40~100センチくらいである。
葉は幅4~8ミリの線形である。
開花時期は4~7月である。
先のほうにつく雄花は茶色っぽく、下のほうにつく雌花は緑色である。
花の後にできる実は小堅果である。
実は結実しないことが多い。
葉が丈夫なので萓笠などをつくるのに利用されたため、この名がつけられた。
別名を蓑萓(ミノスゲ)という。
これも同様に蓑をつくるのに用いたところからきている。
属名の Carex はギリシャ語の「keirein(切る)」からきている。葉が鋭いことから名づけられた。
種小名の dispalata は「分割した」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Carex dispalata

★水際を生めて笠萓花盛り
 いいのこれでも花は花よと




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







采振り木(ザイフリボク)



采振り木(ザイフリボク)はバラ科ザイフリボク属の落葉高木である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、庭木や公園木として植えられる。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
樹高は5~10メートルくらいである。
樹皮は暗い灰紫色である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉にはやや長い柄があり、先は鋭く尖る。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色で、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は4~5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
花弁は長さが10~15ミリくらいの線形である。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に白い粉を帯びた黒紫色に熟する。
実は渋くて生食には向かないが、果実酒などに利用される。
和名の由来は、花弁の様子を武将の用いた采配に見立てたものである。
別名を四手桜(シデザクラ)という。
これは花弁の様子を四手(玉串や注連縄[しめなわ]などに下げる紙)に見立てたものである。
材は硬くて緻密なので器具用として利用される。
花言葉は「穏やかな表情」である。
属名の Amelanchier は古いヨーロッパのオック語でのヨーロッパ種(Amelanchier ovalis)に対する呼び名からきている。
種小名の asiatica は「アジアの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Amelanchier asiatica

★ほんのりと赤く染まった実を見つけ
 ジューンベリーと比べたくなり




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析