采振り木(ザイフリボク) 果実・野菜 2014年05月02日 采振り木(ザイフリボク)はバラ科ザイフリボク属の落葉高木である。本州の東北地方から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。また、庭木や公園木として植えられる。海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。樹高は5~10メートルくらいである。樹皮は暗い灰紫色である。葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。葉にはやや長い柄があり、先は鋭く尖る。葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。葉の表面は緑色で、裏面は灰白色を帯びる。開花時期は4~5月である。枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。花弁は5枚である。花弁は長さが10~15ミリくらいの線形である。花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に白い粉を帯びた黒紫色に熟する。実は渋くて生食には向かないが、果実酒などに利用される。和名の由来は、花弁の様子を武将の用いた采配に見立てたものである。別名を四手桜(シデザクラ)という。これは花弁の様子を四手(玉串や注連縄[しめなわ]などに下げる紙)に見立てたものである。材は硬くて緻密なので器具用として利用される。花言葉は「穏やかな表情」である。属名の Amelanchier は古いヨーロッパのオック語でのヨーロッパ種(Amelanchier ovalis)に対する呼び名からきている。種小名の asiatica は「アジアの」という意味である。写真は6月に富山県中央植物園で撮った。学名:Amelanchier asiatica★ほんのりと赤く染まった実を見つけ ジューンベリーと比べたくなり花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E6%9E%9C%E5%AE%9F%E3%83%BB%E9%87%8E%E8%8F%9C/%E9%87%87%E6%8C%AF%E3%82%8A%E6%9C%A8%EF%BC%88%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%9C%E3%82%AF%EF%BC%89" /> -->