忍者ブログ

季節の花

いま咲いている花

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

タウンセンディア・フォルモサ



タウンセンディア・フォルモサはキク科タウンセンディア属の多年草である。
タウンセンディア属は北アメリカに50種くらいが分布する。
本種も北アメリカ(アリゾナ州、ニューメキシコ州)に分布し、乾燥した草地や礫地に生える。
草丈は30~60センチくらいである。
葉はへら形ないし倒披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は細かい毛に被われている。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に1つずつ花径5センチくらいの大きな花(頭花)をつける。
舌状花の色は白ないし淡い紫色で、筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Townsendia は「タウンゼンド(Townsend)の」という意味だが、地名由来か人名由来か調べきれていない。
種小名の formosa は「美しい」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Townsendia formosa

★花びらはカサカサとしているけれど
 品よく咲くよ薄紫に




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








PR

浜葫(ハマニンニク)



浜葫(ハマニンニク)はイネ科エゾムギ属(エリムス属)の多年草である。
エリムス属は世界に150種くらいが分布する。
日本にも絶滅危惧種だが蝦夷麦(エゾムギ:Elymus sibiricus)などが分布するので、属名の和名をエゾムギ属という。
本種は北海道から九州の北部にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
ただし、太平洋側は茨城県までである。
海外では、中国東北部、東シベリア、北アメリカ北西部にも分布する。
和名の由来は、葉の形が葫(ニンニク)に似ていることからきている。
別名をテンキ草(テンキグサ)ともいう。
「テンキ」はアイヌの人びとの言葉で、この葉で編んだ籠を意味する。
草丈は50~100センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、平たく細長い。
開花時期は6~7月である。
茎先に円柱状の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。
花穂は初め緑色で、後に白っぽい褐色となる。
属名の Elymus はギリシャ語の「elyo(卷く)」からきている。穀粒が内外の果穎に固く抱かれていることから名づけられた。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は9月につくば植物園で撮った。
学名:Elymus mollis

★ニンニクの由来はどこにあるのかと
 訝りながら名札を見詰め






花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








爪紅アナナス(ツマベニアナナス)



爪紅アナナス(ツマベニアナナス)はパイナップル科ネオレゲリア属の多年草である。
ネオレゲリア属は南アメリカに70種くらい分布する着生種で、園芸品種もたくさんある。
本種の原産地はブラジルである。
和名の由来は、葉先が爪先のように丸くて紅色になることからきている。
アナナスは、パイナップル科の植物で観賞価値のあるものの総称である。
学名のネオレゲリア・スペクタビリスで表示するものもある。
英名はフィンガーネイルプラント(fingernail plant)である。
根際から生える葉は長さ30~40センチ、幅4~5センチの線形で輪生する。
葉の表面は暗い緑色で茶色がかっており、葉先は紅色になる。
葉の裏面は赤紫色で灰白色の横縞が入る。
葉の質は革質で、縁には棘がある。
開花時期は6~9月くらいである。
花茎は伸びず、葉の中に花が咲く。
葉のつけ根のほうが淡い紅紫色になり、葉筒の中に剣山のような赤い蕾がたくさんつく。
花は淡い青紫色で小さい。
属名の Neoregelia はギリシャ語の「neos(新しい)+Regelia(レゲリア属)」からきている。Regelia はロシアの植物学者レーゲル(Eduard August von Regel, 1815-1892)さんの名からきている。
種小名の spectabilis は「素晴らしい」という意味である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Neoregelia spectabilis

★爪先にマニキュア塗っているような
 葉が面白いピエロのようで




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







シルバータイム



レモンタイム(lemon thyme)はシソ科イブキジャコウソウ属の多年草(半低木)である。
原産地は地中海沿岸地方である。
ブロードリーフタイム(Thymus pulegioides)と立麝香草(タチジャコウソウ:Thymus vulgaris)の交雑種である。
シルバータイム(silver thyme)はその園芸品種である。
草丈は30~50センチくらいである。
木立性である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
特徴は葉に白い斑が入ることである。
また、やわらかなレモンの香りがする。
開花時期は6~8月である。
茎先に淡い紅紫色の小さな花が集まってつく。
花冠は唇形である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「行動力」である。
属名の Thymus はギリシャ語の「thyein(香をくゆらす)」からきている。
種小名の citriodorus には「レモンのような香りのする」という意味である。
品種名の Argenteus は「銀白色の」という意味である。
写真は7月に鬼押出しの花木園で撮った。
学名:Thymus x citiriodorus 'Argenteus'

★葉の色の白が目に染む可憐さに
 ふと近づけばシルバータイム




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







茅萱(チガヤ)



茅萱(チガヤ)はイネ科チガヤ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、河原や道端、荒れ地などに生える。
海外では、アジア大陸やオーストラリア大陸などに広く分布する。
草丈は30~80センチくらいである。
茎は直立している。
葉は幅広い線形でやや堅い。
粽(ちまき)は昔この葉で巻いた。
開花時期は5~6月である。
艶のある銀白色の花穂を出す。
これを茅花(ツバナ)と呼び、噛むと甘い味がする。
「万葉集」にも登場する古くからの植物である。
和名の由来には諸説があるが、茅も萱も屋根を葺くのに使われる草の総称である。
根茎は生薬名を茅根(ぼうこん)といい、利尿薬として使われる。
花言葉は「守護神」である。
広義の茅萱(チガヤ)が国際自然保護連合(IUCN)によって「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されている。
属名の Imperata はナポリの薬剤師「インペラタ(Ferrante Imperate, 1525?-1615?)さん」の名からきている。
種小名の cylindrica は「円筒形の」という意味である。
変種名の koenigii はドイツ人の植物学者「ケーニヒ(Johann Gerhard Koenig, 1728-1785)さんの」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Imperata cylindrica var. koenigii(広義:Imperata cylindrica)

★緑葉の瑞々しさと穂の白さ
 コントラストよく茅萱は生えて




花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







楽天

PR






AmazonStore
by amanatu


カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター



最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アクセス解析