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茅萱(チガヤ)



茅萱(チガヤ)はイネ科チガヤ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、河原や道端、荒れ地などに生える。
海外では、アジア大陸やオーストラリア大陸などに広く分布する。
草丈は30~80センチくらいである。
茎は直立している。
葉は幅広い線形でやや堅い。
粽(ちまき)は昔この葉で巻いた。
開花時期は5~6月である。
艶のある銀白色の花穂を出す。
これを茅花(ツバナ)と呼び、噛むと甘い味がする。
「万葉集」にも登場する古くからの植物である。
和名の由来には諸説があるが、茅も萱も屋根を葺くのに使われる草の総称である。
根茎は生薬名を茅根(ぼうこん)といい、利尿薬として使われる。
花言葉は「守護神」である。
広義の茅萱(チガヤ)が国際自然保護連合(IUCN)によって「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されている。
属名の Imperata はナポリの薬剤師「インペラタ(Ferrante Imperate, 1525?-1615?)さん」の名からきている。
種小名の cylindrica は「円筒形の」という意味である。
変種名の koenigii はドイツ人の植物学者「ケーニヒ(Johann Gerhard Koenig, 1728-1785)さんの」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Imperata cylindrica var. koenigii(広義:Imperata cylindrica)

★緑葉の瑞々しさと穂の白さ
 コントラストよく茅萱は生えて




花図鑑
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