浜葫(ハマニンニク) 夏の花 2014年07月06日 浜葫(ハマニンニク)はイネ科エゾムギ属(エリムス属)の多年草である。エリムス属は世界に150種くらいが分布する。日本にも絶滅危惧種だが蝦夷麦(エゾムギ:Elymus sibiricus)などが分布するので、属名の和名をエゾムギ属という。本種は北海道から九州の北部にかけて分布し、海岸の砂地に生える。ただし、太平洋側は茨城県までである。海外では、中国東北部、東シベリア、北アメリカ北西部にも分布する。和名の由来は、葉の形が葫(ニンニク)に似ていることからきている。別名をテンキ草(テンキグサ)ともいう。「テンキ」はアイヌの人びとの言葉で、この葉で編んだ籠を意味する。草丈は50~100センチくらいである。根際から生える葉は線形で、平たく細長い。開花時期は6~7月である。茎先に円柱状の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。花穂は初め緑色で、後に白っぽい褐色となる。属名の Elymus はギリシャ語の「elyo(卷く)」からきている。穀粒が内外の果穎に固く抱かれていることから名づけられた。種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。写真は6月に北大植物園で撮った。3枚目は9月につくば植物園で撮った。学名:Elymus mollis★ニンニクの由来はどこにあるのかと 訝りながら名札を見詰め 花図鑑植物図鑑|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|PR PR" dc:identifier="http://kisetunohana2.blog.shinobi.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1/%E6%B5%9C%E8%91%AB%EF%BC%88%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%82%AF%EF%BC%89" /> -->