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銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)

銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)

銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)はマメ科アカシア属の常緑高木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
原産地はオーストラリアニューサウスウェールズ州である。
オーストラリアの国花とされている。
日本へは明治時代の後期に渡来し、各地で栽培されている。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は20対くらいである。
小葉の形は幅の広い線形で、白みを帯びた青緑色をしている。
開花時期は2~4月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチに満たない球状の黄色い花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
別名を花アカシア(ハナアカシア)という。
ミモザ(Mimosa)の名でも流通しているが、これは本来はオジギソウ属を表す属名である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(棘)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の baileyana は園芸家「ベイレーさんの」という意味である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Acacia baileyana


★貴婦人の輝き見せて早春を
 飾るがごとき銀葉アカシア


銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)

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アカシア・モニカ

アカシア・モニカ

アカシア・モニカはマメ科アカシア属の落葉低木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
原産地はオーストラリアである。
房アカシア(フサアカシア)の園芸品種である。
英名はドラモンズ・ワトル(drummond's wattle)である。
矮性種で、鉢植えなどでも楽しめる。
樹高は1~2メートルである。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形で、暗い緑色をしている。
開花時期は2~4月くらいである。
自生地での開花時期は9~11月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花を穂状に垂れ下げる。
花穂の長さは2~5センチくらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(刺(とげ)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の dealbata は「白くなった」という意味である。
写真は2月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Acacia dealbata 'Monica'


★猫じゃらし思わすような穂をたらし
 鉢が似合うねアカシア・モニカ


アカシア・モニカ

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アカシア・ルビダ

アカシア・ルビダ

アカシア・ルビダはマメ科アカシア属の常緑小高木である。
分類体系によってはネムノキ科とされる。
アカシア属は温帯地域に広く分布し1200種を数えるが、そのうちの700種がオーストラリアに分布する。
本種の原産地もオーストラリアで、東南部に分布する。
英名はレッドステームワトル(red-stemmed wattle)である。
「ワトル」はオーストラリアにおけるアカシアの呼称である。
日本では、庭木、公園樹、街路樹、鉢植えなどに利用される。
樹高は3~8メートルくらいである。
葉は長さが20センチくらいある披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は三日月状に反り返る。
開花時期は3~4月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径6~7ミリくらいで淡い黄色の球状をした頭花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Acacia はギリシャ語の「akantha(刺(とげ)」からきている。鋭い棘を持つものが多いことから名づけられた。
種小名の rubida は「赤味がかった」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Acacia rubida


★葉は長く錆びてるような花の色
 個性に満ちたアカシア・ルビダ


アカシア・ルビダ

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カランコエ

カランコエ

カランコエはベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属の多年草である。
原産地はマダガスカル島である。
葉は多肉質で、花の赤も鮮やかである。
カランコエの仲間は種類が多いが、普通カランコエといえば、紅弁慶(ベニベンケイ:Kalanchoe blossfeldiana)の改良種をさす。
日本へは昭和6年に渡来した。
草丈は20センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には丸いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は肉厚で、明るい緑色をしている。
本来の開花時期は3~5月だが、今では一年中出回っている。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつける。
花弁は4枚である。
花の色は紅色、ピンク、黄色、オレンジなど多彩である。
属名の Kalanchoe は、中国名の「加籃菜」の音に由来するという説がある。
種小名の blossfeldiana は「(品種改良をした)ブロスフェルト商会の」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Kalanchoe blossfeldiana


★賑やかな色に溢れてカランコエ
 下に隠れる葉は分厚くて


カランコエ

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プリムラ・マラコイデス

プリムラ・マラコイデス

プリムラ・マラコイデスはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
原産地は中国の雲南省四川省で、山地に生える。
20世紀前半にイギリスを中心に品種改良が行われた。
和名を乙女桜(オトメザクラ)という。
また、別名を化粧桜(ケショウザクラ)ともいう。
夏に弱いので園芸的には一年草扱いをされる。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は細長い卵形ないし楕円状の卵形で、根際から生える。
表面は細かな毛に覆われ、裏面は白粉を帯びる。
開花時期12月から4月である。
花茎に輪状になった小花が、段をなしながら咲く。
花の色は赤、桃色、白などである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の malacoides は「軟質の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Primula malacoides


★段をなし次から次と咲き上る
 マラコイデスはポピュラーな花


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