プリムラ・マラコイデス 春の花 2011年01月24日 プリムラ・マラコイデスはサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。原産地は中国の雲南省や四川省で、山地に生える。20世紀前半にイギリスを中心に品種改良が行われた。和名を乙女桜(オトメザクラ)という。また、別名を化粧桜(ケショウザクラ)ともいう。夏に弱いので園芸的には一年草扱いをされる。草丈は30センチから40センチくらいである。葉は細長い卵形ないし楕円状の卵形で、根際から生える。表面は細かな毛に覆われ、裏面は白粉を帯びる。開花時期12月から4月である。花茎に輪状になった小花が、段をなしながら咲く。花の色は赤、桃色、白などである。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。種小名の malacoides は「軟質の」という意味である。写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。学名:Primula malacoides★段をなし次から次と咲き上る マラコイデスはポピュラーな花今日の花ドットコム花図鑑PR