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淡雪エリカ(アワユキエリカ)

淡雪エリカ(アワユキエリカ)

淡雪エリカ(アワユキエリカ)はツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
学名のエリカ・スパルサで表示するものもある。
樹高は30~50センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期11~2月くらいである。
枝先に広い鐘形の小さな桃色の花を3つずつつける。
花の様子は蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)に似ているが、それよりも小さく粟粒のようである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erica の語源はギリシャ語の「エレイケー=砕く」からきている。エリカに胆石を砕く薬効があると思われていたことによる。
種小名の sparsa は「疎らな」という意味である。
写真は1月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Erica sparsa


★つけられた名前はあまりそぐわぬが
 乙女のような淡雪エリカ


淡雪エリカ(アワユキエリカ)

花図鑑
植物図鑑






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アサバソウ

アサバソウ

アサバソウはイラクサ科ミズ属(ピレア属)の常緑多年草である。
漢字表記でどう書くのかははっきりしない。
学名のピレア・カデイエレイでも流通している。
原産地は中国、ベトナムである。
草丈は30センチくらいである。
根元からよく枝分かれをし、株立ち状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)となる。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は艶のある鮮やかな緑色で、銀白色の斑が入る。
英名はアルミニウムプランツ(aluminum plant)である。
開花時期は8月である。
花の色は白い。
観葉植物として人気が高い。
属名の Pilea はラテン語の「pileus(フエルト帽)」からきている。花被片の形からつけられた名である。
種小名の cadierei はフランス人の植物学者「カディエル(R. P. Cadiere)さんの」という意味である。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Pilea cadierei


★金属を思わすようにてかてかと
 葉が個性的カデイエレイは


アサバソウ

花図鑑
植物図鑑






アフェランドラ・シンクライリアナ

アフェランドラ・シンクライリアナ

アフェランドラ・シンクライリアナはキツネノマゴ科キンヨウボク属(アフェランドラ属)の常緑低木である。
種小名の読み方は「シンクレリアナ」とするものもある。
アフェランドラ属は中南アメリカに170種くらいがある。
本種の原産地は中央アメリカで、コタリカ、ニカラグア、パナマに分布する。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は12~3月である。
直立した朱橙色の苞の間にピンクの筒状の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Aphelandra はギリシャ語の「apheles(シンプルな)+andra(雄の)」からきている。雄しべの葯が1室であることから名づけられた。
種小名の sinclairiana は「シンクレア(Sinclair)さんの」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aphelandra sinclairiana


★派手なのが好みなのよと言うように
 アフェランドラは奔放に咲き


アフェランドラ・シンクライリアナ

花図鑑
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裏紫(ウラムラサキ)

裏紫(ウラムラサキ)

裏紫(ウラムラサキ)はキツネノマゴ科イセハナビ属の常緑小低木である。
原産地はミャンマーである。
樹高は50~100センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は暗い緑色の地に銀灰色や紫色の斑が入る。
葉の裏面は紫色で、これが和名の由来でもある。
観葉植物として愛好されているが、花も咲く。
開花時期は12~3月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色の花を穂状につける。
花冠は漏斗状で、先が5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Strobilanthes はギリシャ語の「strobilos(球果)+anthos(花)」からきている。球果状の花序といった意味がある。
種小名の dyeriana は植物学者「ダイヤー(M. T. Dyer)さんの」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Strobilanthes dyeriana


★銀色の混じる葉っぱはメタリック
 裏に隠した紫の色


裏紫(ウラムラサキ)

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ケントラデニア・フロリブンダ

ケントラデニア・フロリブンダ

ケントラデニア・フロリブンダはノボタン科ケントラデニア属の常緑小低木である。
原産地は中央アメリカである。
樹高は40~60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は12~5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い桃色の4弁花をつける。
花径は1センチくらいで小さく、ノボタン科の他の仲間と比べると蘂の感じが少し違う。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Centradenia はギリシャ語の「kentron(蹴爪)+aden(腺)」からきている。
種小名の floribunda は「花の多い」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の温室で撮った。
学名:Centradenia floribunda


★柔らかな色もやさしく咲き乱る
 フロリブンダに寒さを忘れ


ケントラデニア・フロリブンダ

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